西野亮廣「革命のファンファーレ」を読んで、常識をひっくり返せ | ErimakeeニュースWEB

西野亮廣「革命のファンファーレ」を読んで、常識をひっくり返せ

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お笑い芸人キングコング西野こと「西野亮廣」は、2017年に出したビジネス書、「革命のファンファーレ」がベストセラーになっています。

 

今日は、「革命のファンファーレ」を読んでわたしが衝撃を受けた箇所にスポットを当てて、「革命のファンファーレ」をどう読むと学びになるのかをお話したいと思います。

 

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「革命のファンファーレ」 データ

※西野亮廣公式ブログより引用

著者 西野亮廣

書名 革命のファンファーレ

出版社 幻冬舎

発行日 2017年10月4日

定価 1389円+税

 

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「革命のファンファーレ」絵本をベストセラーにした手口

西野亮廣氏は最初に、絵本を出版しようと思い立ちます。
絵本の世界では、5000部売れればヒット作と言われるらしいのです。
そんな規模の絵本業界で、100万部を目標に掲げました。

 

絵本の単価は1500円前後、5000部売れて、そのうち10%が印税だとしたら、75万円しか手元に入りません。
絵本作家が年に1冊出しても、75万円の収入しかないとすると、絵本は作家の個人活動になります。

絵も文章も全て一人で描いている事は想像に難くないと思います。

 

西野亮廣氏は、ち密な作画で絵本を描いていくうち、分業体制を取れないか考えました。
漫画の世界で言えば、専業作家にはアシスタントがいて、漫画家が全部描かずとも、細かな仕上げは人に任せています。
映画は脚本家、メーク、音声など分業されています。

 

なぜ、絵本は全部ひとりでやるの?

 

その答えは先に書いた通り、市場が小さいから、絵本の売上で人を雇えないからです。

では、お金を引っ張ってくればいいんじゃない?

というのが西野亮廣氏の発想です。

 

資本投下して、分業体制を敷き、製作時間の短縮と、クオリティの向上を狙ったものだと思います。

結果としてこの方式で、絵本が売れました。

革命のファンファーレ執筆時で、32万部です。
5000部でヒットですから、その64倍です。

 

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「革命のファンファーレ」クラウドファンディングとはなにか?

西野亮廣氏がお金を集めるために使った仕掛けは「クラウドファンディング」でした。

 

インターネットで、「〇〇したいので、△△円集めたいです」と募集するものです。
出資者の報酬は、西野亮廣氏の場合は完成した絵本の配布でした。

 

じゃあ、みんな銀行なんか行かずに、クラウドファンディングを使えばいいじゃん、と言う話ではないようです。
クラウドファンディングは金のなる木ではない、と西野氏も釘を刺しています。

 

自分が出資者になったとして考えるとわかりますが、有名人が「出資してください」と言っても「僕らよりお金持ってそうな有名人に言われてもね?自分で出せば?」と思ってしまいます。

 

では、クラウドファンディングが成功する、お金が集まってくる要素は何か?と言うのがこの本「革命のファンファーレ」の一番のテーマです。

 

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「革命のファンファーレ」お金を稼ぐな、信用を稼げ!

西野亮廣氏は、「お金は信用を数値化したものだ」と言います。

つまり、今の時代は「信用」を持っていれば、持っているほど、それをお金持ちになれると言えます。

「クラウドファンディングは信用をお金化する装置」です。

 

西野亮廣氏の場合は、クラウドファンディングを使って、9550人から、5650万円を集めています。

 

これは西野亮廣氏がただ単に好かれていたわけではなく、9550人から信用があったという証明です。

その信用は、彼の発言や発信に触れて、感じるものがあったからだと思います。

 

好感度の高い芸能人は、当たり障りのない、誰からも嫌われない発言をしますが、逆に言うと誰にも深く刺さらず、自分の信念を発信できないタイプです。

 

でも、自分を曲げない、嘘を言わない、正直にものを言うタイプは、多くの人に嫌われる可能性はありますが、逆に少数の熱いファンを持つ人が多いです。

 

昔からネットで炎上を繰り返していた西野亮廣氏はそのタイプの人間です。

 

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「革命のファンファーレ」を読んで学べたこと

「革命のファンファーレ」はビジネスの本質を、今の時代に沿った形で教えてくれます。

 

今まで読んできたビジネス書では、「お客さんのための商品」「お客さんのためのサービス」をどうするか?を追及していきますが、「革命のファンファーレ」では発信者自らが商品のように感じました。

 

「〇〇の言うことなら、面白そうだ」

「〇〇がそこまで熱くなってるなら、応援しよう」

 

矢印がお客さんではなく、自分に向いているのが面白いと思います。

 

商品やサービス自体が満ち足りている現代ですから、自分を売って巻き込んでいく手法は現代的かもしれません。

 

また、そのためには「信用」が一番大切なものだと言うのは納得です。

 

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「革命のファンファーレ」をどう役立てるか?

クラウドファンディングやオンラインサロン(西野亮廣氏の有料会員制ファンクラブ)など、普通のサラリーマンがすぐに真似できるものではありません。

 

何か大きなことを仕掛けるために、クラウドファンディングで資金調達をするのは手ですが、まずその前に普通の人でもやれることを考えた方が良いでしょう。

 

何度も「革命のファンファーレ」で繰り返して語られた「信用」を作ることが大事です。

 

個人でも「信用」を作ることはできます。

 

たとえば、SNSを使って、ある特定の分野の情報発信をしていく。

とても有意義で、共感を得て、たくさんの「いいね」をもらうことで、信用を勝ち取ることができると思います。

 

信用を得ていけば、発信には影響力が付いてくるので、行動を起こす時に助けになります。

 

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「革命のファンファーレ」が物足りないところ

西野亮廣氏の行動は痛快で、読んでいてワクワクします。

でも、彼のような大きな仕掛けを考えるほどの野望が無い人は、彼のファンになって、有料オンラインサロンの会員になって終わりになりそうな気もします。

それはそれで、学びがあって、安価で楽しい体験ができるとは思いますが。

 

普通の庶民の我々は、どうやってこの「信用」時代の波に乗っていけばいいのか?

そこら辺のヒントがあればもっと良かったのに、と思います。

 

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「革命のファンファーレ」を読むべき人

「革命のファンファーレ」を読んで欲しい人は、自分のビジネスを持とうと思っている人です。

 

何かビジネスをやりたい、と思っている人が読むと、常識が変わって吹っ飛ぶと思います。

 

お金を稼ぐな、信用を稼げ!ですからね。

 

自分が意思を持った発信者になることは、自分のビジネスを考えていない人にも、これからは重要なことだと思います。

特にネット時代の現代では、誰もが発信者になれるのですから。

 

以上、「革命のファンファーレ」を読んでのレビューでした。

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