ヤタガラス伝承がヤバい!世界無形文化遺産ってなに? | ErimakeeニュースWEB

ヤタガラス伝承がヤバい!世界無形文化遺産ってなに?

社会
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ヤタガラス伝承が話題になっています。

ヤタガラスとはどういった伝承があるのでしょうか?

世界無形文化遺産ってなに?

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ヤタガラス伝承

ヤタガラス伝承のニュースは、次のように報道しています。

 世界遺産の熊野三山で神の使いとして祭られ、全国各地に伝承が広がる3本足のカラス「ヤタガラス」を通じて地域振興を図る「日本ヤタガラス協会」の設立総会が18日、和歌山県那智勝浦町で開かれた。

総会で、同県新宮市教育委員会の元学芸員で国際熊野学会の代表委員山本殖生さん(70)を会長に選出。事業計画案などを承認した。全国の伝承を調査し、講演会の開催などを計画している。将来は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産への登録を目指す。

同協会によると、3本足のカラスは中国大陸から朝鮮半島を経て日本に伝わったとされ、日本サッカー協会のシンボルマークでもある。

出典headlines.yahoo.co.jp

 

日本ヤタガラス協会が発足し、世界無形文化遺産まで目指しているようです。

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無形文化遺産とは?

 

ユネスコは民族音楽・ダンス・劇などの芸能、、伝承、社会的慣習、儀式、祭礼、伝統工芸技術、文化空間などの文化を無形文化遺産として登録しています。

 

現在、日本で世界無形文化遺産に登録されているのは、

歌舞伎
雅楽
人形浄瑠璃文楽
能楽

和食
和紙
結城紬

などよく知られているものから、

次のような地域の伝統、技術、祭りなどがあります。

秋保の田植踊
チャッキラコ
題目立
大日堂舞楽
早池峰神楽
小千谷縮・越後上布
奥能登のアエノコト
アイヌ古式舞踊
組踊(沖縄の伝統的歌舞劇)
佐陀神能(神楽)
那智の田楽
山・鉾・屋台行事
来訪神

 

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ヤタガラスとは?

ヤタガラスとは、古事記、日本書紀に記載があります。

神武天皇の東征にあらわれる鳥です。

神武天皇の軍が熊野,吉野を越えて大和へ入ろうとするとき,

神武天皇が道に迷った時に、

ヤタガラスが天照大神(古事記では高木大神)の命で派遣され,先導をつとめました。

 

また大和の土豪兄猾(えうかし)・弟猾(おとうかし)平定のさいにもヤタガラスが使者に立っています。

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ヤタガラス伝承に世間の声は?

個人的には興味ありますが、いろいろと厳しいでしょうなぁ。
全国の伝承をまとめても勝浦の観光や振興が今以上になるかなぁ。面影が残っている類の物でもないし。都会で講演したり本を出版したりはできるでしょうが。世界無形文化遺産の要件にもなかなか当てはまらないでしょう。現在は神話に登場するモチーフの一つやシンボルマークとして残っているだけで伝統でも儀式でも文学でもないですからねぇ。そもそも古事記や日本書紀の時点で伝承のみのものだし。

 

古事記に登場する神武天皇を導いた八咫烏は大きな烏で
三本足とは書かれてない。
八咫烏がいつ頃三本足になったのだろう。

 

「三本足の烏」の中国が起源で帰結するのはちょっと狭すぎるし、原点を探すというには調べ無さすぎな気が……。
日本が中国の影響を受けた様に、中国も他国の影響をかなり受けていて、
工芸品の図柄や楽器、宗教も、元はインドや中東、エジプト発祥から来た物が多い。
太陽に烏(もしくは鳥)のモチーフの歴史を辿ると古い物はエジプト、もしくはメソポタミアに遡る。文化が発生する「国」としての歴史で言うなら、エジプトとメソポタミアは中国より古いからなぁ……。
(都市の原型らしき遺跡が確認できた龍山文化と同時期、エジプトではギザの大ピラミッドが建っている)
原典を探すなら、アナトリア他、シルクロードの経路もよく調べて見た方が良いかと思う。
そも、八咫烏って三本足ではないよね……?
古事記と日本書紀は記述内容が異なってる事が結構あるけれど、この点は一致していた筈なんですが。

 

地域振興を目的とした調査って、真実の探求が目的じゃない時点で振興に都合よく事実が歪められそうだなんかなぁ
調査と振興は分けた方がいい

 

伝承を研究することはいいことだと思うが、協会を作る必要があるの?新しい利権が出来るだけじゃん。

 

日本を含む、中華文明圏とその周辺国に伝わる「三足烏」は、中国の「日烏」が起源。
中国では古来、太陽にはカラス、月にはウサギまたはヒキガエルが棲むとされてそれぞれの象徴となった。
月日のことを「烏兎(うと)」と呼ぶ用例等にこれが現れている。
足が3本あるのは、中国では奇数は陽・偶数は陰とされるので、太陽の象徴であるカラスが2本足では表象にずれが生じるからである。
このカラスの外形の起源に付いては、黄土の土煙を通して観察された太陽黒点から来ているのではないかとする説がある。
清朝においては、太祖がカラスに命を救われた逸話に基づき、神聖な動物として尊重された。

 

太陽と烏に関しては、馬王堆漢墓から出土した絹織物にありますが、それがどのようにして三本の足の烏になり、日本に伝承されたか、非常に興味深いところです。

 

八咫烏は神格が高く、人間がその姿を見ると目が潰れてしまうらしいのに、何故脚が3本あるのを知っているのか。
だれか確認した人がいるのか。
昔からの疑問です。

 

ここでも、ブラタモリの影響は大きいですなぁ。
ブラタモリが扱うことで活性化するんですなぁ。

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ヤタガラス伝承 おわりに

地域振興と伝承研究が、うまく相乗効果がでればいいのですが。

有料で会員を募集しているので、

ご興味ある方はぜひ。

 

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