霜降り明星・せいやが自身に起きた壮絶ないじめを告白しています。
そして、せいやのいじめへの忠告は?
霜降り・せいや いじめ告白
出典headlines.yahoo.co.jp
霜降り・せいや いじめ告白のニュースは、次のように報道されています。
お笑いコンビ「霜降り明星」のボケ担当、せいやさんは、テレビではあまり見たことのない神妙な面持ちで語り出しました。「そんなすぐ、いじめられてるって思いたないんですよ、人って」。髪の毛が抜けてしまうほど追い詰められた高校時代。そんな状況を救ってくれたのは、やっぱり「お笑い」でした。でも、「笑い」でいじめをはね返したわけではないと言います。「やっぱりね、逃げた方がいい。僕は別に闘ってないんです」。今、つらい思いをしている10代に、せいやさんが「一番伝えたいこと」を聞きました。(朝日新聞記者・小野太郎)
出典headlines.yahoo.co.jp
霜降り・せいや いじめ告白、どんないじめ?
霜降り明星のせいやは、
自分が高校時代に受けたいじめの具体例を、
次のように語っています。
机を逆にされたりとか。ほかのクラスからも人がうわーって集まって、みんなで僕を持ち上げて学校を回るとか。ひどいときは、4階の窓から足だけ持たれて、体をほとんど外に出されたりとか。そんなんでも、僕はお笑いの精神を持ってたんで、顔引きつりながらも「なにしてんねん」ってツッコんでましたけどね。
出典headlines.yahoo.co.jp
当時「肩パン」がはやってて、肩をバーンって殴られて。アザだらけで家帰る、みたいな。おかんにアザ隠しながら風呂入ることがけっこうありましたね。
出典headlines.yahoo.co.jp
みんなが行く食堂にも、絶対行かなかった。弁当も、おかずとかほとんど食べられてたんで。めっちゃ嫌だった。
出典headlines.yahoo.co.jp
夏ごろから、頭の上の方に円形がけっこうできだして。最初は隠せてたんですけど、どんどんつながって、もう最後はほとんどなかったですね。全部ぼろぼろ。2、3年生からも「あ、やばいやつ」みたいな。指さされながらも、逆に堂々としてましたね。松山千春さんのものまねとかしてたと思います。
まあ、つらかったですけどね。僕はそいつらに対して、笑いっていうものしか持っていなかったんで、ハゲも利用して。でも、それしかもう、つらすぎてなかったんですよね。
出典headlines.yahoo.co.jp
文化祭で劇をやると。で、「お前、コント書いてこいや」って言われるんですよね。いじめの一環というか、冗談半分で。でも、僕はマジで作れたんで、もう誰よりも自信あったんですよ。だから、ぶわーって1日でコント仕上げて持って行きました。
出典headlines.yahoo.co.jp
いじめてたやつが「もうええって」って邪魔するんですけど、絶対負けたらあかんと思って、もう死ぬ気で一人芝居やって説明しましたね。そしたら、めちゃくちゃみんな沸いて。「こんなやつが、こんなんできんの」っていうギャップですよね。ほんまにお笑いの力。
そこで見る目が変わったというか、初めて役割を得たんですよ。文化祭を成功させるっていう。そこから照明、音響、脚本、演出、全部考えて、主役もやって。
ほんで、ちゃんと賞をとったんですよ。体育館で表彰式があって、壇上に上がったとき、ノリで言ったんですよ。ちょっとだけ。「ハゲてても、いじめはね返したぞー!」みたいな。出典headlines.yahoo.co.jp
総勢ないじめですが、
いじめていた方はいじめの自覚がなく、
周りの先生もその関係性をいじめと認識していなかったようです。
霜降り・せいや いじめに忠告
そして自分の受けたいじめをふまえて、
いじめに対してせいやは次のように忠告しています。
やっぱりね、逃げた方がいいですよ。立ち向かわなくていいです。僕は別に闘ってないんですよ。笑いではね返したっていう言い方をすることもありますけど、笑いに逃げただけ。僕には笑いっていう逃げ場所があったから。笑いって対人やから、向かっていったみたいになってますけど。
音楽に逃げる。ゲームに逃げる。睡眠に逃げる。何でもええです。とにかく、そんなやつらに、人生終わらされてたまるかっていう気持ちを持ってほしいですね。そんなやつらに合わせる必要もないし、そんな環境に合わせる必要も全くない。自分の好きなことを、本当にチャンスやと思って見つけてほしいですね。
当時、僕は学校休むことに罪悪感あったんですよ。だから休めなかった。でも、休んでいいし、休んでる間に、好きなこと見つけてやり続けていたら、今の僕と同じ26歳という年になったとき、絶対何者かにはなれると思います。10代っていうその年で、すべてを決めないでほしいです。
10代なんか、ほんまに好きなこと見つけるだけでいい。だから、いじめと闘うことないですよ。大事なこの人生の入り口で、できるだけ傷つかないでほしいですね。出典headlines.yahoo.co.jp
霜降り・せいや いじめ告白に世間の反応は?
◆凄い。本当に強いですね。
確かにここまでしっかり跳ね返せるのはマイノリティだと思うから、せいやさんのいう通り普通は逃げた方がいい。
以前に「挫折するなら早い方がいい」ってテレビでやっていた。社会人になってから挫折して引きこもりになるより、高校くらいまでに挫折していた方が自分のよわい部分がわかるから、その後に社会復帰しやすいらしい。
本当に世界は広いし人生も長い。10代で「いじめられてるから人生終わり」みたいに感じてしまうのはもったいない。親に相談はハードル高いと思うけど、見ず知らずの専門家とかならまだ相談しやすいのでは。自分を大事にしてほしいです。
◆渦中にいるときは、本当につらい思いをなさったことでしょう。せいやさんは、自身は乗り越えたけれど、逃げていいとおっしゃっていて、経験したからこそ、の強さ優しさを感じます。やられたからこそ分かる人の痛みとゆうか。
いじめられている子どもたちのために、言いたくなかったかもしれないことを告白しているのが、本当にすごいです。
やられたとしてもやる側にはまわらないことを自分自身、また子どもにも伝えていきたいです。
◆すごいなぁ。
強い。
記事中に「いじめを抜け出せたのはコントが書けたから」
って書いてあるけど、コントはあくまできっかけの一つ。
下地にせいや君の負けじ魂というか、強さがあったからこそだよ。
こういう人は尊敬する。
将来我が子がいじめられたら、この話をしたいなぁ。
◆すごい良い話やった。自分を卑下することなく、自分の「成功体験」を押し付けることもなく。それがすべてに通じるわけがないことが理解できるくらい、彼はたくさんものを考えてきたと言う事がよくわかりました。
本当に闘いたいなら闘い、逃げたかったら逃げて良い。ここまで頑張れたせいやはすごく強いし賢いけれど、弱くても賢くなくても大切な自分をつぶされないことが1番!
夏休みに多くの学生が読んでくれてたらなぁ。
霜降り・せいや いじめ告白 おわりに
霜降り明星、せいやにそんなバックボーンがあったとは知りませんでした。
見方が変わりますね。
いま、いじめで悩んでいる子供に読んで欲しい話だと思いました。
コメント