一昨年に“ステージ4”で余命1年を宣告された織田無道が、
テレビの裏側を暴露しました。
除霊はウソ?心霊はやらせ?
織田無道 除霊なんてできない
織田無道は、除霊をする力などありませんでした。
「1980年代にお昼の番組に出たとき、お墓の撤去についての議論をしているうちに、呼んでもいない霊がカメラに映ってしまったんですよ。司会の宮尾すすむさんが“悪い霊が来てしまったらどうすればいいの?”と聞いてきたのですが、私の宗派にお祓いはないから、“それは気合です”とアニマル浜口さんみたいなことを口走ってしまった(笑)。その場で霊との闘いが始まって、それが全国に放送され、住職ではなくて“除霊をする人間”になってしまった。それから、“ここを除霊してくれ”という依頼がたくさん来たんですよ。私はまだ30代で若かったし、頼まれたら断れない性分だった」
織田無道 心霊もやらせ
さらに織田無道はテレビの裏側を暴露します。
「テレビを何百本もやっているとヤラセが出てくる。ある深夜番組で“あの木の下にこういう霊がいることにしましょう”と言われたことがあります。司会者から“織田さん、すごいですね。霊は本当にいるんですね”なんてふられて困りました。当時のテレビはヤラセだらけ。クイズ番組なんかはひどくて、最初から解答が渡されていたんです」
織田無道 石橋貴明
織田無道はそんな黄金期のテレビ番組に出る中で、
すごかった人間は石橋貴明だと言っています。
テレビの黄金期の中で、もっとも輝いて見えたのが石橋貴明だったという。
「すごく面白いし、私ら坊主にとっても参考になることがいっぱいありました。禅には『有溝無溝』という言葉があります。構えはあってないのと同じで、最終的には心の闘いが勝敗を決定するものだという意味ですが、まさに石橋さんはその言葉どおりの人。僧侶でも普通の悟りでは到達できない領域です。“お笑いの達人”というレベルを超越した本当にすごい人です」
石橋貴明の凄みと勝新の力
日本テレビ系の『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』に出演していて、石橋のアドリブに驚かされた。「霊がとりついている人を呼んでスタジオ収録をしたんです。若い女性で、ミニスカート姿。そうしたら石橋さんが急に“霊がいる!”と、女性のひざを指さしました。カメラがひざのお皿をアップで映すと、人の顔のようにも見えますよね。彼女が出てきた一瞬で、ひらめきが芽生えたんです。いつも、よくそんな発想が出るなと感心していましたね」
織田無道 逮捕の裏側
織田無道は2002年に逮捕されました。
2002年に逮捕されて有罪判決を受けたことについては、今も納得していない。
「まったくくだらない理由です。会ったこともない人間にテレパシーで虚偽登記などの文書偽造を指示したというバカげた判決。取り調べでは“織田よ、認めれば出られるんだよ。早く書類にサインしちゃえよ”と言われました。もっと重要な犯罪があるのに、私がテレビにバンバン出ていたから狙われたんでしょう」
留置所には3か月ほど入っていたが、さほど苦痛ではなかったらしい。
「うなぎでも天丼でも、好きな出前を頼んで食べていました。不自由さはありませんでしたね。留置所から出た後も普通にしていましたよ。別に大した罪でもあるまいし。沢尻エリカだって、堂々と出てくりゃあいいんだよ」
織田無道 暴露に世間の反応は?
◆テレビはでたらめ。それでいいと思う。
バラエティ番組なんかでタレントが政治発言をするようになってからテレビがつまんなくなった、
と言いたいけど、そうではなくて、
テレビで言ってることを笑い飛ばせる空気がなくなったからつまんなくなったんだと思う。
◆確かにあれだけテレビでチヤホヤされて壱万円札をただの紙切れみたいに感じる収入あったらおかしくならないほうが少数派だと思う。
全身ガンって美容外科の高須先生もだけど、もう自分の信じるままに悔いなく生きようと思うんじゃないかな。
織田さん面白い。
◆今もテレビ関係者は甘い汁を吸っている。
それができる原因は、限りある公共の電波を独占できるから。
なぜ数社だけが電波を独占できるのか?
電波を利用するためには選挙とまでは言わないにしても、もっと国民の監視下にテレビ局を置くような制度にするべきだと思う。
◆バブル期にうちの近所でも土地開発を行うことになって、織田無道さんにお祓いをお願いした。カウンタックに乗って来た織田さんは暫く現場を見て回ったあと、ここは私の力では無理ですもっと徳を積んだ高尚な人に依頼して下さい、と言って報酬を受け取らずに帰って行った。
そこは本当にヤバい土地で悲惨な事故が何度も起きた場所だったから、織田さんてちゃんとした人なんだなって印象を受けたよ。
◆「私がやっているのは加持祈祷であり除霊ではありません」って明言してたの見た記憶があるよ。
それでもテレビの人はしつこく何度も「除霊」を連発してた。
その番組中、織田氏はかたくなに「除霊ではなく加持祈祷です」と言い続けてた。
◆昔とんねるずの番組で織田無道が何件か依頼の手紙と写真を見て
「これ酷いですこの家」
って、1枚の写真をアップにした
テレビの前で男の人がピースして写っていて
番組でその家に行くことに
見たことあるような道だなあと思ってみていたら、以前友人が住んでいた家だった
中にも入った事があったんだけど
「この家怖くてさ、お風呂入ってると後ろの曇りガラスの向こうに髪の長い人が立っていたり、階段上り下りする時ぶわっと何かが追い抜いていったり」
等などと言っていたのを思い出して凄く怖かった
その友人はそこに引っ越して来てから何年かで両親が離婚してしまい、また直ぐに引っ越してしまった
引っ越してから会わなくなってしまったし、その話は友人とはしていないけど
凄く印象に残っている
だから、この人の全てが嘘な訳では無いのだと今でも思っている
ただ、お金と周囲が色々はやし立てて増幅させてしまったんだと思う
◆信じていないけど、バラエティーとして面白いから見ていました。
ある人の生まれ変わりの人の著書も信じてないけど、面白いので小説として見ていました。
テレビで映るものを事実と思い込んで、悪役側の人をネットで攻撃する人がいるのは残念だと思っています。
織田無道 暴露 おわりに
テレビはでたらめだと思って見ていましたが、
最近はコンプライアンスを強く求められていて、
昔は演出の範囲だと思われたものも、
やらせと判定されて、
コンプライアンス違反になりますね。
誰もがネットで意見を言える時代になったため、
もう昔のようないい加減なことをしていると、
関係者に暴露されてしまいますからね。
テレビの良い時代を生きた織田無道さんのお話は、
やっぱり豪快で面白かったです。
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