秋休みがない理由とは? 秋休みがある学校はどこで、いつからか

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「秋休み」という言葉に馴染みがない方は多いのではないでしょうか。

 

または皆さんが子供の頃、あるいは今学校に通っている方は、どうして春夏秋冬で秋だけ長期休暇がないのか不思議に思ったことはありませんか? 他の季節にはあるのに、なんだか不公平ですよね。

 

この記事では、「秋休みがない理由」と、近年増えつつある「秋休みがある学校はどこで、いつから始まるのか」について解説していきます。

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秋休みがない理由とは?


まずどうして多くの学校で秋休みが存在しないのかについてです。

 

結論から言いますと、それは長期休暇にする理由がないから。これに尽きます。

 

 

「え?それだけ?」と思われた方、そうです。そんな単純な理由なんです。しかし、逆に言えば春夏冬の三つの季節には長期休暇を作る理由がちゃんとあります。

 

 

春は入学、進級、卒業の季節であり、生徒たちと言うよりは先生たちがとても忙しいのですね。入学試験のある学校では試験やその採点などがありますから、なおさらです。なので生徒たちに春休みを与え、その間に事務的な仕事をしてしまおうと、そういう狙いがあります。

 

 

夏は少し特殊です。近年温暖化の影響もありますが、とにかく夏は勉強に身が入らないほど暑いですよね。ならばいっそ休みにしてしまおうと、そういう考えのもと明治時代に作られたのが夏休みとなります。また、お盆休みという日本の伝統的な休みと重なっているというのも理由です。

 

 

冬は一番単純な理由です。冬休みはちょうどお正月の時期にあたります。この時期は新年を迎えるありがたい期間として学校だけでなく多くの企業も休暇を作っています。つまりお盆休みと同じく、古くからの日本の大事な習わしということですね。

 

 

そういうわけで春夏冬には長期休暇を作るきちんとした理由があるのです。ただなんとなく各季節に長期休暇を割り振っているわけでは決してありません。

 

 

そして問題の秋はどうかと言いますと、一年で最も過ごしやすい気候であり、勉強にも集中できます。三学期制であれば、休みにする他の理由も見当たりません。そして日本の学校のほとんどが三学期制を採用しています。

 

 

こうした理由で秋休みを行わない学校が全国的に大半を占めているのです。

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秋休みがある学校、時期


しかし秋休みが存在する学校も近年になって増加してきています。

 

これは各学校、特に国立の小中高等学校で二学期制が広まったことが関係しているのです。二学期制では四月から十月中旬が一学期、十月中旬から三月が二学期とされています。この学期の間の数日間を秋休みとしたわけですね。

 

 

時期としては九月から十一月の間の三連休を利用し、そのタイミングで行われることがほとんどです。2021年だと十月の第二月曜日にあたる「体育の日」を中心に秋休みが展開される場所が多くなっています。

 

 

他にも、二学期制が採用される以前から、秋の収穫時期に子供たちが農作業を手伝わなければいけないという家庭的な事情により秋休みが実施されていた地域もあります。こちらは昭和時代から主に農村地域で続いてきました。

 

この制度に関しては、学校の授業の代わりに農作物の収穫を手伝わなければならないということで、あまり休みといった印象ではありませんね。ただとても大切なことですし、何十年も前から学校側が生徒たちの家庭事情に合わせて長期休暇を用意していたというのは、なかなか興味深いことです。

 

 

余談ですが、秋休みを採用している二学期制の学校にも、もちろん残りの三つの長期休暇もあります。ただし年間での休みの日数はどこの学校も同じになるようにできているため、秋休みがある学校は他に比べて夏休みが短かったりするわけです。

 

なので秋休みのない学校の生徒さんたちが不公平感を覚える必要はありません。ちゃんと平等になるようにできているのです。

 

 

また、秋休みは政府による景気浮揚策としての一面もあります。

 

夏休みは旅行の繁盛期に当たるため、渋滞や旅行費の値上がりなどから意外と家族旅行の計画が立てづらいのですね。そのため現在は子供の秋休みに合わせて有給休暇を申請する親の割合いが増えているのです。

 

前述したように秋は暑すぎず寒すぎず非常に快適な気候ですし、紅葉狩りや栗拾いなど季節柄に合わせたイベントがあることも人気の秘訣となっています。もちろん定番のリゾート地やテーマパークへの旅行者も年々夏より秋に増えているとのことです。

 

 

この取り組みは2002年から本格的に始まりました。当時の不景気がこんなところにも影響しているのですね。

 

 

さて次の項目からは、2021年の時点で秋休みが作られているいくつかの都道府県を詳しく見ていきましょう。現在のところ秋休みを採用している都市は、東北や関東、九州に多く集まっています。

北海道の秋休み


北海道では江別市の小中高の学校に秋休みがあります。
期間は十月の第二月曜日(体育の日)を含む五日間以内と定められています。

詳細はこちらのURLをご参照ください。
https://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/site/kyouiku/2964.html

宮城県の秋休み

宮城県においては仙台市の小中学校で秋休みが実施されています。
期間は十月の第二月曜日の翌日および翌々日です。

詳細はこちらのURLをご参照ください。
https://www.city.sendai.jp/kyoikukate/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/kyugyobi.html

千葉県の秋休み

千葉県では千葉市の小中高の学校に秋休みがあります。
期間は10/8~10/12までです。

詳細はこちらのURLをご参照ください。
https://www.city.chiba.jp/kyoiku/gakkokyoiku/gakuji/choukikyuugyou.html

栃木県の秋休み

栃木県では那須塩原市と宇都宮市の小中学校に秋休みがあります。
期間は十月の第二月曜日から水曜日までです。

詳細はこちらのURLをご参照ください。
https://www.city.nasushiobara.lg.jp/42/3516.html

広島県の秋休み

広島県ではほとんどの小学校で秋休みが採用されています。
期間は十月の第二月曜日(体育の日)を含む三連休です。

沖縄県の秋休み

沖縄県では小中学校に秋休みが採用されています。
しかし2021年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、夏休みが延長されたため、秋休みはなくなるそうです。

 

 

以上、「秋休みがない理由」と「秋休みがある学校はどこで、いつから始まるのか」についての記事でした。

 

ヨーロッパなど諸外国では二学期制が普通ですが、それが日本にも普及してきたことで秋休みという新たな長期休暇が生まれたというわけですね。

 

 

国際化という言葉が近年では多く聞かれるようになりましたが、こうした教育の場にも着々と変化が訪れていますね。

 

二学期制には、通知表が年二回になることで生徒たちにも先生たちにも時間や心の余裕ができるというメリットがあります。より長い期間を一学期として過ごすことで、しっかりと長期的な問題に取り組めるのです。他にも、海外からの留学生や帰国した生徒たちへの対応が容易であることも利点として挙げられます。

 

 

このまま二学期制が全国に導入されていけば、長期休暇が春夏冬の三つの季節にしかなかったことが過去の話となり、「秋休み」という言葉が当たり前に使われるようになるでしょう。

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