5月19日、TBSは10月からの朝番組の改編に伴い、同局の安住紳一郎アナをMCに起用することを正式に発表しました。それにより、安住アナが担当している番組との両立が厳しくなるという理由から、「安住紳一郎の日曜天国」も終了の噂があります。
そこで今回は、今安住アナが担当しているラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」に焦点を当て、今までの名場面や今後どうなるかを探っていこうと思います。
「安住紳一郎の日曜天国」終了理由
「みんなが好きな人事の話」
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— TBSラジオ 安住紳一郎の日曜天国 (@nichiten954) May 23, 2021
TBSは安住紳一郎アナを朝の情報番組の顔に抜擢しました。朝の裏番組ではフジテレビの『めざましテレビ』、日本テレビ『ZIP!』、テレビ朝日『グッド!モーニング』と激戦区であることもあり、TBSも朝番組のテコ入れには、前々から企画していたとのことです。
そしてなぜ今回なのかというと、TBSの朝番組『あさチャン!』のメインMCであるフリーの夏目三久アナが、お笑い芸人の有吉弘行さんと結婚したのを受け、今秋に芸能界引退を表明したことが挙げられます。
TBSにとっては絶好のチャンスと思い、同局の絶対的エースの安住アナを起用。老若男女問わず視聴者を呼び込もうという計画とのことです。
しかし、安住アナは同局内でたくさんの番組をすでに抱えています。ここに朝番組が加わると【週7日勤務】になる可能性があり、現在の番組を継続できるかという問題が浮上してきているのです。
例えば、土曜日放送の『情報7daysニュースキャスター』、日曜のラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』の生放送があります。
これだけでも毎日仕事で埋まるわけですが、加えて『ぴったんこカン・カン』、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』などのバラエティも多数担当しており、安住アナの担当を変えざるを得ない状況にあるといいます。
さて、これだけある番組の中で「安住紳一郎の日曜天国」は果たして終了するのでしょうか。
TBS内の関係者は「日曜日のラジオは本人のお気に入り。」とのことなので、安住アナ自身は辞めたくないはずです。
しかしTBS内では、すでに『ぴったんこカン・カン』降板の調整していますし、『情報7daysニュースキャスター』でもビートたけしさん相手に務まるアナウンサー起用が難しいため、いつ白羽の矢が立ってもおかしくはでしょう。安住アナの今後によっては、TBSの未来がかかってるといっても過言ではないかもしれません。
「安住紳一郎の日曜天国」 号泣した理由
日曜朝10時から2時間生放送の「安住紳一郎の日曜天国」。テレビの冷静沈着な安住アナとは打って変わり、感情的になったり、ブラックなネタに走ったりと人間味のある安住アナが見られます。そんな番組ですが、ときより安住アナの琴線に触れ、思わず涙するシーンも今までに多数あるので、いくつかご紹介したいと思います。
例えば、視聴者からの手紙の紹介で、ある時文字ではなく点字で書かれた手紙が送られてきます。
その手紙は視覚障害を持つ子とその母親からで、番組に対する感想やエールが書かれていました。そのことに感極まり安住アナは手紙を読むことはできず、アシスタントの方が代わりに読み、涙声でお礼の言葉を述べていました。
また視聴者へ決められたテーマでお話の募集をかけた際、109歳の祖母が孫の自分を忘れてしまったという投稿に思わず喉を詰まらせています。
認知症を患い施設にいる祖母に、定期的に会いに行くリスナーさん(孫)は”孫”としてではなく、”古い友人”として会っているといいます。祖母も定期的に顔を合わせるうちに覚えてくれるようになり、「孫ではなくなったけれど、友人にはなれた。これが最近一番うれしかったこと」と聞くなり、安住アナは感極まってしまいました。
そしてTBSのアナウンサー同士でも安住アナは思うところがあったようで、例えば十数年前に亡くなった川田亜子アナウンサーのことをラジオで語っています。
その時のテーマが「ずるい話」ということで、まずおよそ10年前、後輩の田中みな実アナとの当時の確執から話は始まりました。この話自体は最終的に馬鹿らしくなって、その場にいた人たちと大笑いするといった、ほっこりエピソードになります。そして、その次に安住アナは改まって「もう一つ内輪話で恐縮ですが、もう一人の後輩の話をしたいと思います。」と静かに言いました。
しかし安住アナは喉を詰まらせ、何度かせき込んだ後、「もう一人、川田亜子という女性アナウンサーがおりまして・・・」と涙声で紹介が始まります。当時、生前の川田アナは仕事に対して周りに強く当たりすぎてたこともあり、孤立していた時期があったと告白。
さらに安住アナ自身も、先ほどの田中みな実アナとの確執や周りに強引な態度だったこともあり、同じく孤立してたとのことです。そんな時川田アナから「安住さんと私、孤立した者同士で組みませんか?」と相談されたとのこと。しかし、当時の安住アナは「俺は俺で、お前とのやり方は違う」などといい、突っぱねたといいます。
その後川田アナは、2008年5月25日に練炭自殺という形で亡くなってしまいます。そのことで安住アナは「突っぱねたことは今でも後悔しています。謝ったところで許してもらえるわけではないんですが、川田アナを大切に思っている人には申しわけない気持ちでいっぱいで・・・」と語ります。
そして続けて「川田アナは非常に可憐な女の子ですけれど、とっても性格が強気なんです。でも、寂しがり屋なところがありましたので、ぜひたまに思い出してやってください。」と語り、「この曲を聴くと思いだす」という川田アナが亡くなってすぐに発売された、KOKIA「ありがとう」を流してトークは終了しました。
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