日本では馴染みの薄いイースターですが、アメリカでは教会に行ってやることがあるようです。どんな事、イベントや行事を行うのか?どんな衣装で行ったらいいのか?何時から行くのか?など気になるアメリカでのイースター事情を調べてみました。
日本人にはわからないイースターと教会
イースター=「復活祭」
日本ではあまり馴染みのないイースターですが、実はキリスト教ではクリスマスよりも重要な意味を持つ行事と言われていることをご存知でしょうか。キリスト教圏の国ではイースターの日の前後を挟んで連休になることや、その休暇時期には学校・仕事がお休みになることもあるんだそうです。
そんな大切な日だからこそ、イースター礼拝として教会で行われる行事・イベントがあります。
しかし「教会って行った事ない」「行って何をするのか分からない」という方も多いですね。
イースター、なぜ教会に行くの?
そもそも復活祭とは、イエス・キリストが復活したことを祝う日のことです。
イエス・キリストは弟子のユダに裏切られ、十字架にかけられ処刑されてしまいますが、「イエス・キリストは復活する」という予言の通り、3日後に復活するという奇跡を起こします。
これがイエス・キリストが起こしたとされる生涯最大の奇跡であり、この奇跡がイースターの由来と伝えられているのです。イエス・キリストが復活した際に、彼の弟子たちが大喜びしたことがお祭りに発展していったとも言われています。
そのため、復活祭の日はイエス・キリストの死と復活を記念して、喜びと感謝を込めて祈りを捧げるという意味が込められているんです。そんな大切な日だからこそ、多くの人たちと一緒に教会でお祝いするのでしょうね。
イースター、何時くらいに教会へ行くの?
イースター礼拝の時間帯は各教会によって異なるようです。
私が調べただけでも「午前10時から」「前夜から徹夜祭で」「早朝礼拝」などなど・・・
とても多くの例がありました。
一つの例としてニューヨークに在するセントパトリック大聖堂を挙げてみましょう。
セントパトリック大聖堂はニューヨーク5番街の繁華街にある、美しく巨大な大聖堂で、ローマ・カトリックの教皇が訪れたことでも有名な象徴的教会です。ニューヨークの地元の人はもちろん、世界中からも信者や観光客が訪れるとても有名なスポットなんだとか。
それだけ大きな教会というだけあって、イースター当日は1日になんと6回もイースター礼拝が行われています。そのうちの1つはチケット制だとか・・・。それだけ多くの人々が訪れるということなのでしょうね。
ちなみに6回のうち1回はスペイン語で行われる時間帯もあるようです。
イースター、教会ではどんなことが行われるの?
こちらも各教会によって行う内容が異なる場合がありますが、主には出席者で讃美歌を歌ったり、聖書を朗読されたり、説教が行われたりなど様々。
教会でイースターお馴染みのエッグハントを行うなど、子供が喜ぶイベントを組んでいることもあるようです。
「入場には料金が必要」ということも特にはなく、基本的には誰でもどうぞという、寛容な受け入れ態勢になります。
調べていたら「初めは何をやっているのか全然分からなかった」「周りの人に合わせて進めていたら終わっていた」などなど・・・初めてイースター礼拝に参列するとびっくりするといった意見が多いことに気が付きました。
ちなみに日本に在する教会でもイースター礼拝が行われているところがあるようなので、気になる方は一度参列してみるのもいいかもしれませんね。
イースター、どんな衣装で行くの?
※動画はデューク大学礼拝堂でのイースターサンデー礼拝の様子。
参列者の方々の服装を見ていると、フォーマルスーツな人もいれば、Tシャツ・カジュアルシャツを着ている人、背中が大きく開いたワンピースを着ている女性、など。見ていると、様々な服装の方がいるので特に決まりはないようです。
心配な場合はフォーマルな衣装で参列するのが一番無難かなと思います。
イースター 教会のまとめ
日本ではまだあまり馴染みがないイースターですが、キリスト教圏ではこれだけ大切にされている日なんですね。
聖書とかキリストとか全然分からないからちょっと・・・と、避けていると分かることも分からないままなので、思い切って一歩踏み出してみるのもいいかもしれません。
国ごとに異なる文化ですが、ぜひ一度は体験してみたいものです。
コメント