イースターの時期が近づくと、一気に春らしさが増してきますよね。並ぶ商品も春らしい色合いや、イースターを思わせる物が多くなってきます。ところで商品やお菓子はよく見るけど、イースターの時期に食べる料理ってあまりピンと来ない気がしませんか?
私自身イースター商品を見ている時に、ふとそんな考えが頭をよぎりました。ということで、今回はイースターの時期にアメリカで作られる料理について調べてみました。
イースターの食べ物 ホットクロスバンズ
イースターといえばこれ!ホットクロスバンズ!
と言ってもいいほど、ド定番な菓子パンです。元はイギリスから伝わったパンで、英語圏ではイースター以外の時期にも日常的に食べられています。
ドライフルーツなどが入った甘いパンで、表面にイエス・キリストの受難を表した十字の飾りがついているのが特徴です。
敬虔な信者は四旬節(別名:受難節またはレント)という、復活祭の46日前から肉・乳製品・卵などを断食する行いをするため、そういった場合はホットクロスバンズもそれらを使わずに作られます。
イースターの食事 デビルドエッグ
イースターパーティー主役に! ひよこのデビルドエッグ
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こちらもイースターでは定番料理のデビルドエッグ。
「デビル(悪魔)なんて名前に入ってて・・・怖い料理なの?」
なんて声も聞こえてきそうですが、安心してください。
名前からは想像できないほど可愛らしい料理なんです。
そもそもデビル(悪魔)という名前の由来は、英語「Devile」のもうひとつの意味「濃い味付けの」「辛いスパイス味の」から来ているんだとか・・・
その証拠にレシピ本や料理動画では、ぱっと見お菓子のようなデコレーションで可愛らしい卵料理が紹介されているんです。
どのように作られているかというと、ゆで卵の黄身をくり抜いて、ピクルスやマヨネーズと和えてから白身の器に盛りなおすといった、実は非常にシンプルなレシピになります。卵は「再生」を意味する神聖な食材なのでイースター料理の定番なのですが、普段からパーティーの前菜やアメリカ家庭のおつまみとして親しまれているんです。
一手間加えたフィンガーフードで、とてもおしゃれに見えますね。
イースターの食事 ローストハム
アメリカのホリデー料理といえば大きい肉料理。
特にイースターではハム料理が人気なんです。
その中でもローストハムは薄くスライスされたものとは違い、食事の中心となるような大きくぶ厚いハムになります。親戚や友人が集まるパーティーでは、塊肉の料理を出せば一度で大勢の人数をまかなうことが出来て最適なんだとか。
そのため、イースターの時期には食料店に巨大なハムの塊が所狭しと並んでいます。
ローストハムはもも肉を丸ごと焼くため、小さめのオーブンだと入りません。日本だと普通の家庭でそんなに大きい肉を焼くことがないので、あまり想像ができないですよね。
また、味付けも日本のものとは異なり、皮にハチミツやパイン果汁などをベースにしたソースを塗ることが多く、甘めの味付けになります。このソースを塗ってオーブンで加熱をすると表面に艶が出て、とても美味しそうな焦げ目がつくのです。
ところで、どうして肉の中でも「ハム」がイースターの時期に人気なのでしょうか。気になって調べてみたところこんな説がありました。
『昔アメリカでは、秋の終わりにシメた(解体した)豚のモモを塩漬けにしていました。それらを冬の間に熟成させると4月がちょうど食べ頃になるので、イースターに食べる習慣ができたと言われています。』
昔ながらの習慣がそのまま伝わって現在に引き継がれていると思うと、なんだか感慨深いですね。
イースターの食事、ディナー まとめ
イースターの伝統料理いかがでしたか?
菓子とは違ってアメリカでのイースターの食事、主にディナーはどんなものを食べているか気になっていましたが、ホットクロスバンズやローストハムは日本人には縁遠い食べ物ですよね。
文化の違い、食文化の違いも含め、様々な歴史背景やキリスト教の習わしが見えてきて面白かったです。イースターの時期、いつもと変わった料理を食べてみるのもいいかもしれません。
調べるとイースターレシピがたくさん出てくるので、気になる方はぜひ探して作ってみてくださいね。
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