iPhone13が2021年9月末に発売され、新たにiPhoneシリーズの歴史に名を連ねることになりましたね。
世界中の方々から注文が殺到し注目を集めるiPhoneシリーズですが、実は歴代で「iPhone9」はなぜか開発されていません。「9」という数字は不吉な数字では?という説は違うようで、実はiPhone10周年が関係していました。詳しく理由を説明します。
また、iPhone8とiPhoneXが革新的に変わった所も合わせて解説します。
iPhone9を開発しなかった理由
「9」という数字が理由説
日本では、この「9」という数字は”苦”を連想し、とても縁起の悪い数字として知られていると思います。病院などでよくある光景ですね。
しかし、iPhoneを開発しているのは”Apple”というアメリカ合衆国の企業になります。そしてアメリカ合衆国では「9」は特に縁起が悪い数字という風習はないとのことです。
したがって、何かに恐れてiPhone9を開発しなかったということではないことになりますね。
ちなみに、アメリカでは「13」という数字を縁起が悪い数字と認識している人が多く、”13日の金曜日”などのホラー映画の題名にもなるほどです。
反キリスト教徒を彷彿とさせる説や悪魔の数字という説など様々ありますが、過去に実際にアメリカで起きた”アポロ13号”のアクシデントの例(下記に概要あり)もあることから現代のアメリカ人には特に不吉とされているとのことです。
アポロ13号は1970年4月11日の13時13分に打ち上げられましたが、2日後の4月13日に酸素タンクが爆発するアクシデントに見舞われます。
(引用元:https://gigazine.net/news/20201130-worlds-spooky-numbers/)
これだけ忌み嫌われている「13」ですが、iPhone13が普通に発売されているので、こちらの観点からも数字が理由という線はあまりないといえますね。
開発側の意図的な目的説
そうすると開発者側に何かしらの思惑があってiPhone9は開発されなかったのでしょうか。
調べてみると、実はiPhoneXが発売された時期はちょうどiPhoneシリーズが発売されて”10周年”でした。ちょうど区切りがよかったことや、従来のiPhoneシリーズからの革新を図る上でも話題になりやすいと思ってナンバリングを飛ばしたという経緯とのことです。
またiPhone10ではなくiPhoneX(テン)にした理由は、過去に開発した製品たちにX(テン)と付くものが多数あり、原点回帰の意味を込めて命名したといわれています。
iPhone8とiPhoneX(10)の違い
(上:iPhone8&iPhone8plus 下:iPhoneX)
話題性やiPhoneシリーズの歴史からいっても従来のものと差別化される8とX(テン)。iPhoneシリーズに新しい風を送ったX(テン)シリーズは、8シリーズとどのようなところが違うのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
オールスクリーン仕様
iPhone8では画面の周りに太いフチで囲まれていましたが、iPhoneXからはそのフチを取り払い”オールスクリーン”モデルを採用しています。
これにより見た目が革新的かつスマートになり、従来のiPhoneシリーズと一線を画すデザインへと変貌しました。なお、現在発売されているiPhone13にもしっかりと継承されています。
また、周りのフチをなくすことにより画面をフルに体感でき、ゲームや動画などへの没入感もより一層体感できるといいます。まさにそこに物があるかのようなリアリティが感じられ、まるで手のひらに実物があるかのような感覚に浸れるとのことです。
機能美にあふれるディスプレイ
iPhoneXからディスプレイに有機ELを採用。さらに一般的なものではなく、自社で開発した「Super Retina HDディスプレイ」という有機ELを取り入れているとのことです。
これにより、発色の良さ・高精度・薄さ・省電力の強みに加え、明るさ・広色域・色の再現性といった弱点を克服しました。両機種で写真を撮ると、iPhoneXのほうが彩度や影の表現力がよりオリジナルのものに近くなるといいます。もちろん動画を撮影する場合でもその機能性は衰えません。
ホームボタン廃止で一新した操作方法
オールスクリーンにより従来のホームボタンが廃止され、代わりに「サイドキー」と「ホームインジケーター」というものが追加されました。
昨今のiPhoneなら当たり前な仕様になってきましたが、一応解説するとスマホを起動する際やホーム画面に一気に飛びたい場合には「サイドキー」、複数のアプリを行き来したり起動中のアプリを終了したりする場合には「ホームインジケーター」を使用します。
また左右にスワイプすることによって画面をページ送りできるという機能も備わっており、片手で操作可能なほど機能性が向上しています。
コメント