ベテラン声優・大塚明夫が、声優の収入事情を語っています。
声優は儲からない?
声優 収入事情
声優 収入事情のニュースは、次のように報道されています。
未来の保証なき声優業は、収入という面から見ても得が少ないと言わざるをえません。大人気の声優をテレビなどで見ればなんとなく「お金持ちそう」と思うかもしれませんが、どんな業界だろうと上位1%の人間は金持ちに決まっています(もっとも、声優業界の上位1%が稼ぐ金額は、ほかの職種のそれよりも低いと思いますが)。
そもそもまともに専業で食える声優自体が少ないのですから、大儲けしている声優なぞ、どれだけ希少な存在かは推して知るべしです。
引用https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200104-00321704-toyo-soci
声優 ローンが組めない
単純に儲からないだけでなく、声優の収入は大変不安定です。われわれは声優プロダクションの社員ではなく、自分の名前で仕事をとる個人事業主ですから、できた仕事分の報酬がすべてです。今月の収入は1万5000円、翌月は10万円、その翌月は0円、なんてこともあります。
こういう収入形態で生きる以上、社会的な信用は得られないと思ったほうがいいでしょう。実際、ほとんどの声優は大型のローンが組めないのです。銀行が気前よく大金を貸す相手は、5年後、10年後の収入が約束された人間だけ。
ローンが組めるのは収入が安定した声優だそうです。
声優 ギャラは?
声優はランク制を取っています。
1番下に位置するのが「ジュニア」。これは新人養成期間で、仕事1本当たり1万5000円の報酬が基本です。3年間の新人期間を過ぎると「ランカー」と呼ばれ、出演作品の尺30分に対して1万5000円のランク15を始点に、1万6000円のランク16、1万7000円のランク17……というように1000円単位で値段を上げていくことが可能になります。
30分アニメ一クール(12回分)の主役に指名されたとして、その声優Aがランク15なら、ギャランティーは1万5000円×12で合計18万円というわけです。
また、作品が二次利用されると、「転用料」が発生します。TV/DVD/ネットと3チャネルにわたって展開されれば、金額がだいたい2.4倍ぐらいになるでしょうか。ランク15なら、大体43万円ということになります。「なんだ意外ともらってるじゃねえか」と思われるかもしれませんが、3カ月みっちりやってこれです。主役級の人ですら、これだけでは食っていけないことがわかってもらえるでしょう。
つまり3年のキャリアの声優が、
12話のアニメのレギュラーをとっても、
その作品からは最大でも43万円です。
3ヶ月に1本しか仕事がなければ、月収14万円なのですね。
声優 美味しい仕事、コスパ最悪の仕事は?
声優にとって美味しい仕事は、
CMだそうです。
CMは時間拘束も短く1日数本の仕事が可能だからで、
コスパ最悪なのが、
洋画の吹き替えで、
丸1日拘束されてCMの4分の1、5分の1だそうです。
その吹き替えも事前に練習が必要なのでコスパが悪いようです。
声優 収入事情に世間の反応は?
◆大塚明夫氏がとにかく伝えたいのは「声優にベーシックインカムは無い」ということなのだろう。
既にここのコメでも「そんなことは分かってる」と否定的なコメがあるが、実際に現場に居て声優にベーシックインカムがあるものと勘違いしてる若者を見てきてるからこその発言だろう。
ここまで言っても「年収1000万が難しいのは分かってるが、年収300万くらいはいけるでしょ?」とか思ってる声優志望が多いんだろうな。
◆昔、ある女性声優さんが結婚について聞かれ、「これから先も安心して声優業に専念できるようにお金のある人がいい。結婚というよりもパトロン的な」といった趣旨の発言をしてたなぁ。
◆華やかそうな世界ってこんなもの。
◆みんなが知っている国民的アニメ(ドラえもんとか)のメインキャラクターになっても、それだけでは報酬は安定しないのですね。
特に近年は次から次へと新人声優が入ってきて、彼らの方がギャラが安いとしたら、余程の差が無い限りは製作会社も安いギャラを選択するんでしょうね。
神谷明さんが一時期業界で干されていましたが、これもギャラ関係の事だったのでしょう。
◆エヴァンゲリオンは、パチンコだけで13機種、スロットだけで13機種出ているのと、機種を出すたびに新規で収録する場合もあるため、それなりにお金にはなるんだと思いますよ。ゲームやパチンコ系はアニメにおけるランク制に制限されないエリアでもあるので
◆でもドラえもんやワンピースみたいに何年も続いてる作品の主要声優はやはり安定してる。ただ今のアニメの多くは1クール毎だからね、殆どの声優には狭き門。
パチンコの収入は記事で書いてあるランク付けされた基本給の範囲外なんだって。沢山貰えるらしいね。セリフも多くないので効率も良い。原作者はもっと凄い、本宮ひろ志さんは「サラリーマン金太郎」のパチンコパチスロで20億以上稼いだし。恐るべしパチンコマネー
◆永井一郎さんが、1988年に「磯野波平ただいま年収164万円」という寄稿をしていたりする
◆エヴァの碇シンジの声優さんはパチンコの収入は最高みたいな話をしてましたけど、そんなに儲かるんだろうか
◆売れれば、人気になればアニソンで一儲けありそうだけど、皆が人気になれるわけでもないし、サザエさん、コナンくん、ドラえもん、しんちゃんと放送が続けば一定の収入はあるだろうけど、皆がそうはいかないしね。
◆あと・・声優の業界は、人気があって「飽和状態」もひどいところ・・・
いくらオーディションとはいえ・・選ぶ側からすれば「人気声優」のほうが話題にもなりやすいから、大きな役を新人を抜擢することはほとんどない・・・
大塚さんは、お父さんも人気声優だったから・・・声優が厳しい世界だということは、幼少のころから知っていたでしょう・・・・
◆1本1万5千円だとすると、プリキュアの主役を勝ち取っても年間75万円。もちろん他の仕事もするだろうけど・・
私は派遣社員でそんなハードな仕事じゃないけどそれでも年間200万近くは収入あるわけで・・
個人的には頑張って活躍している声優さんの方が多く貰えて不思議はないんだけどこれが現実なのですね。
人を楽しませるという夢ややりがいの多い仕事だと思うけど
逆に言うとそれしか無いのかもしれない。
◆どこの世界も、ほんの一握りの方しかいない。努力も大事だけど運も大事。
厳しい世界だけど、勝ち残るには厳しい道を歩むしかない。
◆声優を見ていても飛び抜けて実力がある人か、実力は低いけど明らかに事務のゴリ押しだなって人の2パターンいますね。
後者は特定の演技は上手くても応用や演じ分けが下手で、主役を1〜2本演じていても数年後にはフェードアウトしてたりします。
中にはゴリ押しだけでトップ声優クラスになった人もいますが、「この演技はこの人のイメージ」って言われる位の知名度を得るまでは生活は安定しないでしょうね。
◆声優一筋で頑張っても、中々報われるまでに時間と年数が掛かる。その上、アニメやアニメ映画化では、声優擬きを使う。一から勉強してきている人たちよりも、何も学ばずにいるタレントや俳優に、さらっとやられてはね。
やりきれないよ。
声優 収入事情 おわりに
声優は憧れの職業でも、
収入事情は厳しいのがわかりました。
せめてベテランは安泰だったら希望がもありますが、
そうでもないようですね。
ただそれでも声優志望は後をたたないようですね。
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