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パイオニア、地図情報子会社売却した理由は?インクリメント・ピーとは?

社会
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かつては、音響機器メーカーとして一流ブランを築き、現在はカーナビ、カーオーディオメーカーとして人気の「パイオニア」ですが、地図情報子会社を売却しました。

カーナビには必要な地図情報子会社を売却した理由と、小会社インクリメント・ピー社について調査しました。

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パイオニア、地図情報子会社インクリメント・ピーを売却

2021年3月10日に、パイオニアの地図小会社売却のニュースが報じられました。

パイオニアは10日、地図情報などを手がける子会社インクリメント・ピーを投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ(東京都千代田区)に売却すると発表した。

インクリメント・ピーはパイオニアの完全子会社で、地図データのライセンス供与などを行っている。ポラリスはパイオニアが保有するインクリメント・ピー関連資産も取得。役員などを派遣し、事業基盤を強化、将来の株式上場も視野に入れるという。

日本経済新聞は10日、インクリメント・ピーの売却額について、300億円程度と報じている。

引用https://news.yahoo.co.jp/articles/b2e8405faeb458ae2b27b02afbf67046058a6be3

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パイオニア、地図情報子会社インクリメント・ピーとは?

インクリメント・ピーはパイオニアのカーナビに地図データを提供しています。

 インクリメント・ピーは、パイオニアのカーナビ向けの地図データ開発を目的として1994年の創業以来、カーナビ以外の用途を含め、幅広い顧客に地図や位置情報サービスを提供しているパイオニアの完全子会社。

引用https://news.yahoo.co.jp/articles/c700898eed344d0b4a00918100da1523a6069433

また売却後も、パイオニアとの関係は変わらずにパートナーを組むとのことです。

 

また地図データは、パイオニアのカーナビ以外にも、JVCケンウッド、クラリオン、三菱電機にも供給されています。

 

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インクリメント・ピー ゼンリンの地図パクリ問題

パイオニア小会社だったインクリメントピー社は、株式会社ゼンリンから地図の無断複製で訴えられ裁判では複製を認めて損害賠償金を払っています。

 パイオニアは17日、「MapFan」などを開発している同社子会社のインクリメントPが住宅地図帳の著作権侵害などを理由にゼンリンから訴えられていた訴訟で、和解が成立したと発表した。

訴訟はゼンリンが2003年9月、同社の住宅地図帳に対する著作権侵害行為の差止と12億6,000万円の損害賠償を求めて東京地方裁判所に起こしていたもの。ゼンリンでは、インクリメントPの東北開発センターにおいてゼンリンの住宅地図帳を無断複製したり、ゼンリンのPC用地図ソフトを約200台のPCで不正に利用できるようにしていた事実が確認されたほか、インクリメントPの地図にゼンリンの地図と同じ間違いが多数あることも確認されたと指摘していた。

今回両社は、インクリメントPが住宅地図帳の無断複製を行なっていたことを認め、その損害賠償金として和解金を支払うことなどで合意した。また、和解成立時においてインクリメントPが作成している地図データベースについては、法律上の問題はないとの合意もなされた。

これによりパイオニアでは、同社およびインクリメントPの製品・サービスを安心して利用いただけることが明らかになったと説明している。

引用https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/03/17/6909.html

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パイオニア、インクリメントP売却理由はファンド指示?

パイオニアは2019年3月上場を廃止し、香港の投資会社のファンドベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(BPEA)の100%完全子会社になっています。

この地図小会社の売却も親会社のファンド指示での決定は間違いありません。

 

そもそもカーナビ自体がスマホで、ヤフーやグーグルなどのカーナビソフトで足りてしまいますし、車載のカーナビもスマホ連携でカーナビを操作できるようになってきています。自動車購入時に自動車メーカーのディスプレイオーディオがセットになっている事も多く、パイオニアなどの車外品のカーナビ、カーオディオを取り付ける人も減っています。それがパイオニアの低迷原因です。

 

しかし、カーナビ分野の地図小会社は虎の子だと思われましたが、これは今後、パイオニアの資産をバラバラに売却して解体するのでは?と思われても不思議ではありません。

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パイオニア、地図情報子会社売却に、世間の反応は?

ナビゲーション機能やAV機能では一日の長があるメーカーなので頑張ってほしいけど、スマホなどで十分な人も多いのだろうね

 

みんなスマホで充分とかって言うけど、スマホをカーナビがわりにしてる人ほとんどいないですよね。
スマホはいちいちセットしなきゃだし画面小さいし押しにくいし、交通事故のリスクが高まりそうな気がする、あと捕まったときの罰則も強化されたし。

 

今じゃスマホで十分になっちゃったからなあ。一昔前のカーナビとか、動作遅すぎて話にならないし。検索機能はクソだし。スマホに勝てる要素がない。それなのに、いまだ高い値段で出し続けて。そらこうなりますわな。
でもさ、一昔前は高い金出してデジカメ買い、カーナビ買い、お財布買い、ガラケー買い…ほんと、スマホ一台高いけど、これ以外にも色々一台でできるから、スマホ高い高い言うけど実際安いよな。そんな中で、カーナビとか置いていかれるに決まってるやろ。と思うけど

 

トヨタがディスプレイオーディオを標準化し始めてるしね。

 

地図データはGoogleはもちろんゼンリンとか強すぎるしね

 

サイバーナビに代表されるパイオニアのナビは地図精度が本当によいので、後付ナビではいつもパイオニア製一択です。
ですが、最近の車はディーラーナビが標準でついてきて後付出来ない構造になっています。選択したくても出来なくなっています。
コネクティッド戦略は各社競争が激しくなっているのでこれも時代かと思うと仕方ないですね…
個人的にはディーラーナビより圧倒的に安いし使いやすいので非常に残念です。

 

インクリメントPの地図は交差点以外でも車線情報が入っていて、ナビ側が対応していればきめ細かい案内ができる。
地図データはこれから自動運転でも重要になってくると思うが、その会社を売るということはパイオニアは相当苦しい状況なのでは、と思ってしまう。

 

今でも日本製ナビゲーションの質は高いし なかでもカロッツェリアは頭ひとつ抜けた完成度なのに本当にもったいない。まあ、これから自動運転と誘導システムはもっと高次元で進化していかなければならないし、1メーカーで商機を拡大どうこうのレベルでは無いのも確か。

 

 

スマホ等に押されてカーナビが売れなくなってきていますからね。
昔は車を購入したら自動車用品店に行ってカーナビを取り付けてもらっていたのですがね。
あと、車にナビを取り付けるにしてもDIN規格のナビが取り付けられる車種は減少してきており、メーカーオリジナルのナビが増えてますからね。
寂しいけど商売としても潮時なのかもしれません。

 

日本の将来を先取りするようなニュースのように思う。
ついつい暗い未来を描いてしまう。
縮小経済でも安心して暮らすにはどうするか、真剣に考える時が来たように思う。
地球上の資源は有限でもあり、持続可能性のある低成長社会、おそらく江戸時代の生活様式+IT提供でよいのではと思う。
本ニュース以外にも、グローバル企業を目指した武田薬品、社員はリストラされるも、社長は18億もの年収維持の報道みるにつけ海外投資家にはうんざりだ。

 

ナビ新品に組み込まれた地図データの価格は外部からは見えないが年末に届くDMの更新データの販売価格にビックリして購入を躊躇してしまう。
この分野は自動運転との絡みで将来有望なのでは?と、勝手に思うが自動車メーカーと組まないと難しいのかな。

 

地図が実質無料になったから、収益化が難しくなったね。カーナビでだめなら自動運転の会社と資本提携なりして生き残るしかない。単独で生き残るのはかなり厳しい。地図単体だと資金力のあるグーグル、アップルみたく独自にやる会社と競合するから収益化は難しい。

 

某経済誌の10年後に消える企業の一つにパイオニアが挙がっていたのを以前見た事あるが、地図やナビゲーションが現時点でYahooやGoogleで十分になってきているからこういう動向が出てくるとこの先厳しくなるのが現実味を帯びてきている感じだな。

 

大赤字を出して瀕死の状況でも、給与が大きく下がった感じがしない不思議な会社です。
次世代オーディオやカーナビ、先進技術で巻き返して欲しいです。

 

日本で地図を作ってる会社ってインクリメントPとゼンリンだけだから、成長してもっといい地図を作ってほしい。結構おもしろい売却話だと思う。
パイオニアだけじゃなくケンウッドのナビやアップルの地図もここだったはず。最近ポイ活アプリも話題になってた。

 

判断が遅すぎる。。。
15年前、自分が買収ファンドに勤務していた頃、インクリメント・ピーは常に買収候補だったが、当時パイオニアは手放さなかった。15年経過し、当時よりはるかに落ちてしまった企業価値で、パイオニアは地図会社を手放す羽目になった。
日本企業は、その企業価値が高い時には売却せず、企業価値が下がってからやむを得ずに売却することが多い。
高きを買って、安くを売る。。。バカみたい、日本企業。
これでは儲からないし、欧米中の企業に勝てるわけない。

 

インクリメントPの地図データは、関わる業界誰もが欲しい虎の子の資産ですね。
これを放出となると、いよいよパイオニアも、と感じます。
オーディオ専業で起業して、残る日本の会社はソニーくらいにならなでしょうか、もはや、他の業種の会社ですが。

 

パイオニアに限った話ではないが、日本企業経営者は技術者を大切にせず、基礎研究を疎かにし、技術移転の名のもとに革新技術を漏洩し続けて、落ちぶれるべくして落ちぶれた。
経営者にオゴリがあったのか馬鹿なのか、それとも特定の国からハニートラップにかかっていませんか?

 

パイオニアの虎の子を売却。ハードだけで生き残っていけるのか。
親会社のファンドはパイオニアをバラバラにしてイグジットって算段のようにしか見えないよ。

 

パイオニアと取引あるが、社員の技術力は半端ない。設備部門はデンソーに買収されたぐらいの高技術集団。
製品開発と上層部の判断ミスが原因なのかなと感じます。
安く売りすぎ。。

 

Googleの地図でゼンリンと著作権ともめてるときに、
Googleに売却できたら違った未来があったのかもしれない。
楽ナビとかで一世を風靡しただけに、何とか復活してほしい。

 

パイオニアも外資に売却した時点で三洋電機の様になっていくんでしょうね。
パイオニア、クラリオン、アルパイン昔のコンポは凄かってカーナビにシフトしてスマホに取って変わられ日本企業の凋落が激しいですね。寂しい限りで

 

今まで地道にがんばってきた分野を、大資本&超効率化で開発スピードマッハの海外企業にやられる事例でんな。ガラケもそうだが。

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パイオニア、地図情報子会社売却、ポラリス・キャピタル・グループへ

ポラリス・キャピタル・グループは、2004年9月にみずほ証券を母体として誕生したプライベートエクイティファンド運営会社で、富士通や日立、パナソニックなどの小会社や一部門の売却先として名が知られています。

 

今後は株式上場も視野に入れているとのことですから、インクリメントPの今後から目が離せません。

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