ラグビーW杯、決勝で破れたイングランドが、
銀メダル拒否の態度を見せて波紋が起こっています。
表彰式の動画を見てみましょう。
銀メダル拒否 波紋
銀メダル拒否 波紋のニュースは、次のように報道されています。
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の決勝が7日、横浜国際総合競技場で7万人を超えるファンを集めて行われ、南アフリカがイングランドを32-12で下し3大会ぶり3度目の優勝を果たした。戦前は、名将、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが率いるイングランド有利の声が強かったが、想定外の完敗。そのショックと悔しさからか、表彰式ではロックのマロ・イトジェが銀メダルを首にかけられることを拒否。授与された直後に銀メダルを首から外す選手が続出するなどラグビー発祥の“紳士の国”の選手が見せた“紳士的でない態度”を海外メディアも一斉に報じた。
出典headlines.yahoo.co.jp
イングランド 銀メダル拒否 動画
それではさっそく、イングランドが銀メダルを拒否した動画を見てみましょう。
ノーサイドの精神はどこへ?ラグビーワールドカップ準優勝のイングランド代表選手がまさかのメダル拒否…ネット上で物議を醸す【動画】https://t.co/GUXGHXHa34 pic.twitter.com/Lv94T7fNLK
— ネットの声.com (@nettovoices) November 2, 2019
もらってすぐに外していますね。
一方、3位で銅メダルをもらったニュージーランドの動画を見てください。
イングランド銀メダル拒否事件で批判の声とか出てるみたいですが、ここでニュージーランド代表選手が銅メダルを受け取ったシーンを見て和んでください。 #RWC2019
— れんれんちゃん@11月はBBC Proms・Mumford & Sons (@seppuku0521) November 2, 2019
イングランド 銀メダル拒否に海外メディアの反応は?
母国イギリスの報道です。
母国、英国のメトロ紙は、「マロ・イトジェがラグビーW杯決勝で敗戦後、銀メダルを首にかけることを拒む」との見出しを取り、表彰式での行為について報じた。
記事は、「試合後、イングランドの選手たちは、ワールドラグビーの現会長で元イングランドとブリティッシュ・ライオンズのキャプテンだったビル・ボーモント氏から銀メダルを受け取るために並んだ。だが、イトジェはボーモントと握手を交わした後、あからさまに首に銀メダルをかけられることを拒否した」と伝えた。「マピンピとの衝突で倒され、試合開始わずか2分で退場となったプロップのカイル・シンクラーは銀メダルを受け取った後、即座に首から外した。一番最後に銀メダルを首からかけられたジョーンズ・ヘッドコーチも、南アフリカの選手がW杯トロフィーで祝う表彰台に上がる前にメダルを首から外した」と、その紳士的でない態度を伝えた。
やはり紳士的でないとの意見ですね。
同じく英国のデイリーメール紙は、「『いりません!』イングランド選手がW杯決勝で南アフリカにこっぴどくやられた後、準優勝のメダルを首からかけられることを拒否して批判を浴びる」との見出しを取って報じた。
「イングランドの選手たちがW杯決勝で南アフリカに12-32と圧倒されて敗れた後、準優勝のメダルを首にかけることを拒否し批判を浴びてしまった。シンクラーは試合後のセレモニーの間に(メダルを)むしり取り、キャプテンのオーウェン・ファレルは、南アフリカが優勝トロフィーを掲げる前にメダルを首から外した。イトジェに至っては(メダルを)首にかけることもなかった」と伝えた。
記事は、「慣例として大会関係者は準優勝チームが銀メダルを受け取る前に表彰式の壇上に記念品をそろえる。(キャプテンの)ファレルに率いられ、チームはビル・ボーモント会長と握手し、慰めとなる表彰を受けた。ロックのイトジェは、銀メダルを首にかけることを拒否して手で受け取り、首にかけることをしなかった。頭の怪我で試合開始2分に交代したプロップのシンクラーは、彼のメダルをすぐに首からはぎ取った」と、表彰式の様子をレポート。「大会の最後にメダルを即座に外すという汚名を残す行為を犯したイングランド選手に対してファンたちは『不愉快な敗者たち』、『スポーツマン精神に反する』と(SNSなどで)批判的な反応を見せた。ファンの1人は『イングランドはメダルをかけることを拒否するかんしゃくを起こしていた。哀れだ』とつぶやいた」と、ファンがツイッターなどSNSで発信した批判的な声を紹介した。
ニュージーランドのニュースサイト「スタッフ」も、「イングランドのシンクラーとイトジェがメダルを冷たく扱う」との見出しを取り「イングランドの2選手は、W杯決勝で南アフリカに敗れ2位に終わったことを祝う気分にはならなかった」と伝えた。
イングランド 銀メダル拒否 同情も?
海外メディアでは今回の銀メダル拒否に同情的な意見もありました。
だが、一方でイングランド選手の行為に同情的な声も伝えた。
「オンライン上では彼らの行為に対して多くの批判が上がる中で、ウェールズのラグビージャーナリスト、サイモン・トーマス氏は、ツイッターで彼らの態度を擁護した」とし、そのトーマス氏の「(この行為は)どれだけイングランドが落ち込んでいるかを物語っている。彼らはさらに上のものを望んでいたのだ」というコメントを掲載した。記事は、最後に「イングランドのジョーンズ・ヘッドコーチもスプリングボクスが表彰台に上がりエリス杯で祝う前にメダルを外した」とし、ジョーンズ・ヘッドコーチの“今後”についても触れている。
「オーストラリア人(のジョーンズ)は決勝での敗戦に落胆した。彼が2021年まで契約が残るイングランドを今後も引き続き率いるかどうかは定かでない。(オーストラリア代表ヘッドコーチの)マイケル・チェイカが退任することを受け、ジョーンズが母国のオーストラリアの指導者に復帰する話が取りざたされている。イングランドは今大会の準々決勝でオーストラリアを(40-16で)破った。59歳(のジョーンズ)は、以前に2001年から2005年までワラビーズ(オーストラリア代表の愛称)を率いて2003年のラグビーW杯の決勝へ導いている」とし、ジョーンズ・ヘッドコーチのオーストラリア復帰説をほのめかした。
ノーサイド精神がラグビーの美徳のひとつ。それをラグビー発祥の地の選手たちが踏みにじったのは、なんとも残念な行為。大きな波紋を起こすことになり、母国だけでなく海外メディアが、これらの行為に注視し批判的に報じるのも当然なのかもしれない。
銀メダル拒否 波紋 おわりに
ラグビーW杯を見て、
ノーサイドの精神に我々は感動したものですが、
最後の最後にラグビー発祥の国がこれではね・・・という気持ちになりました。
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