女子プロレスラー安納サオリの不屈が話題になっています。
彼女のインタビューを読んでみましょう。
安納サオリ 不屈
安納サオリはツイッターで、次のように問いかけました。
私を取材してください。
この想いを話したいですわ。
うずうずですねんけど、一つだけ
いつかのその時は今までの私じゃないってことよ。 https://t.co/oUKnILG1Js pic.twitter.com/bbf9EnHShO— 安納サオリ (@anou_saori) March 26, 2020
それを受けて安納サオリは、記者に語っています。
新型コロナの影響で女子プロレスの試合も中止なっています。
「“プロレスのない私ってなんなんだろう”って」
実際に会って話すと「もう気持ちを切り替えました」と安納は言った。「私、得意技が“切り替え”なんです(笑)」。とはいえ、不安や戸惑いが完全に消えたわけではない。
「試合がなくなったのは、やっぱりショックですけどね。試合から離れることへの恐怖はあります。“プロレスのない私ってなんなんだろう”って」
安納は18歳で故郷の滋賀から役者を目指して上京した。
うまくいかずに「やさぐれていた」こともあったが、そこでスカウトされたのが“女優によるプロレス団体”というコンセプトのアクトレスガールズだった。
「見られるのが好き」な安納にとって、リングという表現の場はとてつもなく刺激的だった。
女子プロレスラー 安納サオリ 動画
安納サオリの試合動画を見てみましょう。
安納サオリはひきこもり?
( `・_・´) ( ˙࿁˙ ) pic.twitter.com/LmzpUgWP1j
— 安納サオリ (@anou_saori) March 27, 2020
リングでイキイキしていると思いますが、安納サオリは決して見た目どおりの女性ではないようです。
「こうなる前から、普段は引きこもり(笑)」
「360度、全部の方向から見られるのは気持ちよすぎますね(笑)。お客さんの反応もすぐに返ってくるし、たくさんの人が自分の名前を呼んで応援してくれるのも嬉しい。それにプロレスは“主役”が1人じゃないんですよ。リングに上がったら全員が“私が主役”と思ってる。実際に内容しだいで、前座でもその日の主役になれますから」今はそんな大好きな場所を失った状態だ。
「こうなる前から、普段は引きこもり(笑)」な彼女は、人に見てもらわないと「“安納サオリ”になれない」と言う。
「私はコスチュームを着て、試合用のメイクをしてリングに上がることで“安納サオリ”になるんですよ。今はスイッチが入っていない状態。それが続くのは怖いですね。“安納サオリ”としての感覚が鈍るんじゃないかって。試合ができない、ファンのみんなと会えない。これは病みますよ(笑)。でも今、自分の一番の仕事は家にいること、健康でいることですもんね。それが周りのためにもなる。病んでばかりもいられないから、とにかく“安納サオリ”のことを考え続けてます」
彼女はプロレスラーとしての自分を「安納サオリは」と三人称的に表現する。曰く「前は自分に自信がなかった。でも今は誰よりも自分が“安納サオリ”を好きでいたい。自分が好きでいられる“安納サオリ”にならなきゃいけない。そうじゃなかったらお客さんが愛してくれるわけがないって思うんですよ」。
安納サオリ 絶対不屈彼女
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安納はどこまでも自分をどう見せるのか、
三人称視点で見せ方を考えています。
「新しい動きにしっかり乗っていける選手でありたいですよね」と安納も言う。
「どこかの団体が新しい形式の大会をやりますとなったら、そこに呼ばれる選手でありたい。無観客マッチならではのファイトスタイルとか表現の仕方だってあるかもしれないですし」安納サオリのキャッチフレーズは“絶対不屈彼女”という(これも三人称的だ)。プロレスラーになる前に主演した舞台の役柄からきたもので、それがレスラーとしてのイメージにもぴったり重なった。
「不屈っていうのは、負けないっていうより“やめない”って感じですかね。お芝居でうまくいかない時期に実家に帰ってたらレスラーになってなかった。
デビュー戦で“プロレスに向いてないな”と思ったけど、そこでやめてたらチャンピオンにはなってない。
演劇もプロレスも、やめちゃう人はたくさんいるんです。それだって勇気がいること。でも私はやめなかった。それはこれからも同じです。フリーですからね、どんな状況であっても生き延びますよ」
やめない限りは何かある。そういう人生だったから、彼女は“安納サオリ”を信じることができるのだ。
安納サオリ 不屈 おわりに
団体所属からフリーランスになったばかりの安納サオリですから、
このコロナ禍は想定外だったと思います。
“絶対不屈彼女”ですから、
ここから逆転劇を見せてほしいと思います。
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