みなさん、こんにちは!季節も次第に春めいて来ましたよね。日本では、4月といえば「入学式」かもしれませんが、今年ももうすぐ「イースター」の日がやってきます。
主に世界のキリスト教圏で育まれてきた「イースター」文化。
洋画の中で、子供たちが楽しそうにカラフルな卵を家やその周りに隠している様子を見たことはありませんか?
今回は、クリスマスやハロウィンに比べるとまだまだ日本では馴染みが薄い「イースター」について、以下のトピックスにしたがってご紹介します!
2021年の「イースター」はいつ?
イースターとは、春分の日以降、最初の満月の日の次に来る日曜日!となります。ということで、何月何日といった定まった日ではありません。
ちなみに、2021年は4月4日(日)となっています。
「イースター」の言葉の意味はというと、ズバリ「復活祭」。聖書によると、イエス・キリストは十字架にかけられ亡くなった3日後に復活したとされています。
その復活を祝ったのが「イースター」の始まりなのです!
「イースター」と切っても切り離せないのが、卵です!
卵というのは、キリスト教圏においては生命のシンボルなのです。また、子どもをたくさん産むウサギも、豊穣や繁栄のシンボルとしてよく登場します。
「イースター」というと、日本でも最近やっと認知されるようになって来たと思っていませんか?確かに、イースターの時期になるとお店でカラフルなデザインの卵やウサギのキャラクターアイテムが売られるようになってきました。
しかし、イースターと日本の繋がりは非常に歴史があるのです!
16世紀に登場したポルトガルのカトリック司祭であるルイス・フロイスによると、日本での復活祭はすでに1564年、長崎の平戸で行われていた!とのこと。私たちとの意外な繋がりがわかるトリビアでした。
イースターとは、何をするもの?
「イースター」もクリスマスと同様、家族で集まってお祝いをする行事です。
家族と集まってみんなでご馳走を食べるほかに、家の中や、家の敷地内を装飾品で飾り付けたりします。
その中でこの行事に欠かせないものが「イースターエッグ」。
「イースターエッグ」とは、卵にカラフルな色付けをしたもので、これらを使って「エッグハント」(あらかじめ隠しておいた卵を探すレクリエーション)や、「エッグレース」(卵をスプーンの上に乗せて落とさないように競争するもの)で遊び、家族での団欒の時間を楽しみます。
遊びの要素も入っていて、小さな子供たちにとっても楽しく美味しく文化に触れられる機会になるのでいいですね。
イースター料理とは?
イースターと卵は切っても切れない関係だとお話してきたように、もちろん、イースターの時に食べるものも、「卵」に関係する料理です。
最近では、卵をふんだんに使用したキッシュやエッグタルトを食べることもあるようです。ただし、伝統的には「ラム肉のロースト」を食べるようです。
実は、これにも歴史的かつ宗教的な意味があり、イエス・キリストは、「世の罪を取り除く神の子羊」だとされているからです。
また、その他に「ホットクロスバンス」、があります。
日本語で直訳すると、熱い十字のパン、ということになりますが、実際どういうものかというと、レーズンパンの表面に十字の模様が入っているパンです。
また、国や地域によっても少しずつ特徴があるようで面白いですね。
「イースター」に限らず、伝統文化や食文化にはそれぞれの意味があるのですね。私も、これからも楽しく美味しく文化を研究していきたいと思います。
また、面白いトピックがあれば、これからも紹介させていただきますね!
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