イースターの時期が近づくと、外の雰囲気も一気に春めいてきますね。アメリカだけではなくキリスト圏では、クリスマスよりもイースターの方が大切といわれるくらい、街並みが賑やかになってくるんです。
そんな楽しそうな時期に、皆さん一体どんな服装で過ごすんでしょうか。今回はイースター当日の服装について調べてみたいと思います。また、「イースターパレード&ボンネットフェスティバル」という凝った衣装を着るイベントを紹介します。
イースター当日、どんな服装で過ごすの?
そもそもイースター(Easter)の語源は、古代ゲルマン神話の春の女神『エオストレ(Eoster)』からきているという説があります。春の女神の名をとったことで『春の訪れを祝う』という意味も含まれているんだとか。
そんな春の女神の名前が語源というだけあって、大人も子供も春を思わせるような色合いの服装になっています。特に女性や女の子は、花柄の服や、ふわふわと風になびくスカートなど可愛らしいドレスが選び放題。
イースターには特に決められた衣装がないので、各々の好みや気分に合わせて装いでも楽しめてしまうんですね。
こちらの女性はイースター=春の装いということで、時期にあったおすすめのコーディネートをたくさん紹介されています。
こちらの方はなんと、イースター用の赤ちゃんの衣装を作られています。完成した衣装を着た赤ちゃんがなんとも可愛らしい・・・まるで春の妖精のようです。
ご自分のお子さんに春らしい衣装を着てもらうのも、また違ったイースターの楽しみ方ですね。先述したとおり、イースターには特に決められた衣装はありません。ですがご家庭によっては、イースター礼拝のために教会へ赴くという場合もあります。
特に決まった服装がないとはいえ、やはり神様への礼拝ですので、その場合はフォーマルな格好の方が適しているかもしれません。
イースターパレード ボンネットフィスティバル
「イースタには決まった服装はない」と先ほど断言しましたが、実はある場所では決められた服装での参加になります。
というよりも、誰もが似通った衣装を着ている中で、どれだけ自分のアイデアを盛り込んでいくかが見せ所になるイベントがあるんです。それが100年以上続く歴史のあるイベント「イースターパレード&ボンネットフェスティバル」
イースターサンデーの当日、ニューヨークのフィフスアヴェニュー、セントパトリック大聖堂の周辺が歩行者天国になり開催されるお祭りです。ここに参加する方々は全員帽子に様々な工夫を凝らして、おしゃれに着飾るコーディネートをしています。
これが本当にすごいんです。衣装のアイデアは千差万別。参加している人は老若男女問わず。目に入る人々全員、心から楽しんでいるのが手にとるように分かります。「この衣装作るのにどれだけ時間がかかったんだろう?」と思わず感嘆してしまうので、気になる方はぜひ調べてみてください。
そんなイースターボンネットフェスティバルの歴史は、1870年代にまで遡ります。当時教会では、イースターの時期には教会を花で綺麗に飾って、イースター礼拝を行っていました。すると女性たちが美しい教会に合わせて、華やかな花の帽子を被るようになったのです。
そこから皆が春らしい正装をして礼拝に訪れるようになり、その帰りに他の教会も覗いて見て回ったのがイースターパレードとボンネットフェスティバルの始まりと伝えられています。そんな昔の出来事が今現在にも伝わっているなんて、すごく素敵だと思いませんか?
残念ながら日本ではこういったイベントが開催されていません。ですが動画のように様々なイースターボンネットを作って、友人やお子さんと楽しむのもいいかもしれませんね。
イースター服装 まとめ
イースターの服装を調べていたら、思わぬところで知らなかった歴史に触れることができました。イースター当日の衣装は人によって変わりますが、どなたも楽しく春を満喫しているのがとても印象深かったです。
日本ではイースターに衣装を楽しむという習慣はありませんが、いつかは綺麗な帽子を被って街中を歩く日が来るのかもしれません。
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