キンコン梶原と宇野常寛氏のバトルに、
終止符が打たれそうです。
イベント主催者側が騒動について、
謝罪をしました。
このバトル、そもそもどういった騒動か解説します。
梶原イジり騒動 主催者謝罪、こんな事件だった
キングコング梶原は最近、カジサックというユーチューバーになりました。
それからというもの、
よくネットを騒がせていますが、
今回の騒動はちょっと毛色は違うようです。
カジサックって誰だっけ?と思って調べたらユーチューバーになったキングコングの梶原だった。こんなもん調べなきゃ良かったと激しく後悔している。 pic.twitter.com/d7LLidkas9
— 豆みつお (@ma_me_mi_tu_o) 2019年2月4日
今回の騒動の記事は次のように伝えています。
お笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太(38)に対して評論家の宇野常寛氏(40)が「失礼な絡みをされた」と激怒している問題で、2人が共演したイベント「ホリエモン万博」の主催者が8日、公式ツイッターを更新。騒動の原因を説明し、2人をはじめとする関係者に謝罪した。
出典headlines.yahoo.co.jp
事実を箇条書きで説明しますね。
・キンコン梶原、宇野常寛が「ホリエモン万博」のイベントで共演した
・キンコン梶原のいじりをに腹を立て、宇野常寛が途中で帰った
・ツイッター上で、二人がバトルし合う騒動になった
・「ホリエモン万博」主催者が、主催者側の落ち度を謝罪して、騒動の収拾に動いた
ざっとこんな感じの流れになります。
では、いったいどんなツイートをしていたか、
見てみましょう。
梶原イジり騒動 主催者謝罪、激怒して帰るまで
評論家の宇野常寛氏のツイートを順番に見ていきましょう。
チャンバラ合戦大運動会に宇野常寛が参加させていただいております〜
カジサックさん、箕輪さんとご一緒させていただきます! pic.twitter.com/OzrBWTEbzY
— PLANETS/第二次惑星開発委員会 (@PLANETS_10) 2019年2月2日
失礼な態度で絡んできた人がいたので、途中で帰りました。
お疲れ様でした!
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月2日
イベントの途中で帰った!とのツイートから始まりました。
この失礼な態度が、
キンコン梶原さんの事です。
「みんな」のことを考えて、「お前は嫌がらせをガマンしろ」。
このロジックがイジメを加速させるんだよなあ。
てか、端的に仕事相手か帰りたくなるくらい失礼な言動取る方が悪いだろ。
自業自得では?
(ちなみにギャラは突っ返した) https://t.co/wMN8bE1NEi— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月3日
ゲームで宇野常寛氏が負けたことに、
キンコン梶原さんが執拗にいじり、
それを宇野常寛氏がいじめと感じて、
怒ってイベント途中で帰ったという展開です。
昨日のイベント、芸人のカジサックが僕と僕のチームに失礼な絡みをして来たのでウンザリして途中で帰った。
形式的な謝罪はあったけど「みんなが面白くなるためにした」と自己弁護を繰り返していた。
彼の「みんな」に僕らはなぜか入らないようだった。
お前には軽蔑しか感じないと告げて出てきた。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月3日
イベントの時点で、
キンコン梶原さんから「形式的な」謝罪があったようです。
でも、この謝罪を言い訳ととらえて、
宇野氏は受け入れていません。
梶原イジり騒動 主催者謝罪、梶原にはガッカリ
端的にせっかくテレビ的から離脱してネットにステージを移したはずなのに、やってることがテレビ的なイジメ芸の縮小再生産で、本当につまんないやつだなと思いました。
彼には注目してたんですが、がっかりです。 https://t.co/cMkeav806A
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月3日
宇野氏はこの騒動にさらに油を注ぎます。
キンコン梶原さんのやっていることは、
テレビでやっていることと同じで、
ユーチューバーカジサックの存在意義を否定しています。
そもそも、キンコン梶原さんって、
いじる側ではなく、いじられ役だったはずで、
いじりが得意とは思えません。
素人だったら自分で回せると思ったのでしょうか。
梶原イジり騒動 主催者謝罪、空気を読むな
ただ僕は10年以上ものを書いて、自分のメディアを育て、それなりの知恵と力があるからこうやって陰湿な場から離脱できたけど、ほとんどの人には難しいと思う。
だから僕はこれまで処世術的なものとかほぼ関心なかったけど、今回初めて自分の読者に陰湿な「世間」との戦い方を共有すべきだと思った。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月3日
個が場の空気を壊さないように我慢するのではなく、
自分を殺さなくていいんだ、
イヤならイヤで良いと、
宇野氏は主張しています。
お笑いの流れにのって、
安易に自分を殺すと、
結局自分が築き上げてきた主義主張も安っぽいものになりますよね。
特に評論家がお笑いの空気に迎合してはいけません。
宇野常寛さんのツイート見ていつもいじられ役に回りその空気を壊したらいけないと思って我慢してる自分の甘さにもっと向き合わないといけないなって思った。#宇野常寛
— カラマリ (@tateyokowawawa) 2019年2月3日
こういう「空気読んで場を壊さないのが大人」っていう考えこそがイジメの温床。
マジョリティに胡座をかいて他人を尊重しないでいいと思い込み、自分を主役にしないと気が済まないやつにはその「場」そのものを壊してやるのが一番の反撃。
結論:みんな帰ろうぜ!
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月3日
梶原イジり騒動 主催者謝罪、一転「謝罪しない」
ちなみに、いま吉本のマネージャーさんとHIUを通じてカジサックから「芸人として当たり前のことをしただけだから特に謝罪しない」というコメントをいただきました。
弱い人やマイノリティに石を投げて、自分を持ち上げるのが彼の考える「芸人として当たり前のこと」らしいです。
以上、報告です。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月3日
その後、キンコン梶原さんは、「謝罪しない」と連絡してきました。
おっと、一度謝っておいて、今度は謝らないってどういうことでしょうか。
カジサック、現場では慌てて(イイワケしながら)謝っていたくせに、大組織に守られると途端に態度がデカくなるんだと思った。
本当ガッカリだな。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月3日
こういう芯の無い態度が、キンコン梶原さんが信用されない所だと思います。
インターネットという武器を手にしたとき、西野亮廣は誰も見たことがない魔法を使ってみせたが相方の梶原はネットなら自分はいじる側に回れると、テレビのイジメバラエティを縮小再生産することしかできなかった。
この差はとてつもなく、大きい。
才能というものの残酷さについて考えさせられる。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月3日
キンコン西野さんの方は、
逆に自分の主張を曲げない、
態度を誰に対しても変えないことで、
信用を得ています。
西野亮廣「革命のファンファーレ」を読んで、常識をひっくり返せ
梶原イジり騒動 主催者謝罪、さらに関係が悪化
その後、宇野氏には否定的なコメントが殺到します。
そして、次のような投稿がありました。
僕の告発を根にもったカジサックとそのファンが、昨晩イベント当日の動画を自分たちに有利なように編集して拡散をはじめました。
そのことで、僕の側も悪いと印象操作することが狙いだと思います。
動画は前後を切りとられ、まるで僕が梶原のノリを喜んでいるかのような印象に編集されています。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月5日
宇野氏はその日あったことを語ります。
ここは箇条書きでまとめますと、
・カジサックが宇野チームをバカにしてきたので、「自分より弱そうだとマウント取るやつは嫌い」と釘を刺した
・とは言え、カジサックのノリに合わせてゲームをした
・縄跳びのときに失敗し、ここぞとばかりにカジサックがこき下ろした。
・いじめだと思い怒ったら、形式的あやまったが、カジサックは「みんなが面白くなりると思っていじった」と開き直った
・宇野氏、帰る
イベントのスタッフは真っ青になっていた。申し訳ないなと思ったが、彼らがずっと梶原の言動を黙認していたことを思い出すと、心が冷えた。
オファー時から失礼(企画変更、梶原の急遽出演などすべて事後連絡だった)なことが多かったので、余計にそう感じた。引き止めを一蹴して振り払い、帰った。
— 宇野常寛 (@wakusei2nd) 2019年2月5日
梶原イジり騒動 主催者謝罪、まとめ
結局、主催者側が今回の騒動の原因は、
主催者側にあるとして謝罪しています。
つまり、
・対談の予定が運動会に急遽変更した
・キンコン梶原のブッキングも後からだった
・事前にちゃんとした打ち合わせをしなかった
と企画側がバタバタしていたせいだと謝罪しました。
お笑い同士ならなんてことないいじりだってかもしれませんし、
気心知れた同士なら良かったかもしれません、
また打ち合わせをして信頼関係ができていれば
良かったかもしれませんが、
今回はすべて裏目に出たようです。
評論家としてやっている以上、
お笑いに付き合うことで、
自分の寄るアイデンティティが危うくなったら、
このような騒動になってもおかしくないと思います。
同調圧力を無視しろ、と言う宇野氏の主張は、
とても参考になるツイートでした。
コメント