「仕事は楽しいかね?」 起業家が読むべき本だった | ErimakeeニュースWEB

「仕事は楽しいかね?」 起業家が読むべき本だった

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「仕事は楽しいかね?」はベストセラーになった自己啓発本という認識でしたが、読んでみると起業を目指している人こそ、読んでおきたい本でした。

 

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「仕事は楽しいかね?」 データ

著者 デイル ドーテン

書名 仕事は楽しいかね?

出版社 きこ書房

価格 1404円(単行本)、Kindle Unlimited で無料対象

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「仕事は楽しいかね?」 あらすじ

著者 デイル ドーテン

仕事のやりがいを失っている「私」、大雪のため空港のロビーで足止めされていると、隣の老人が話しかけてきます。

 

その老人は成功を収めた実業家で、彼からの講義で、「私」の仕事観が揺さぶられていく、とういあらすじです。

 

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「目標は立てるな」

自己啓発本ではよく、長期的な目標を立てなさい、それを分解して1年、半年、1か月と細分化しなさい、と言います。

 

でも、老人は「多くの人は、やりたいことがわかっていないのに、目標なんて立てても仕方ない。頭のいい人がする一番愚かな質問は『あなたは5年後、どんな地位についていたいですか?』だ」と言います。

 

つまり人生はイレギュラーで、規則正しく計画どおり送れるかなんてわからない。

 

と多くの自己啓発本の真逆の説を唱えます。

 

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目標は「明日は今日と違う自分になる」

老人が唯一あげる目標が「明日は今日と違う自分になる」というものです。

 

つまり、毎日進化しなさい、と言われているようなもので、これは疲れる目標ですが、同時にマンネリ化しない、ワクワクする目標と言えます。

 

老人は、長期的な目標など組むな、成功のために必要な事は、遊び感覚で色々やって、成り行きを見守ることが大事と言います。

 

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遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る

偉大なる発明家、革新者は計画的に発明品を生み出したわけではない、色々やった偶然で生まれたものだと老人は言います。

 

コカ・コーラ

薬屋が、新しくつくったシロップ状の頭痛薬を、水で割って飲んでみたところ美味しかったのでソーダ水を入れて売り出したら爆発的にヒット商品になった。

 

リーバイス

ゴールドラッシュで沸くアメリカ。

ズボンが品薄と知り、売れ残った帆布を使って、オーバーオールにして売った。

 

老人は言います。

成功した企業は、企業姿勢が初めからあったわけではない。

成功を収め、それから持つべき姿勢について、もっともらしい話をしたんだ、と。

 

だから、成功を真似ても成功はできない。

右へならえで、成功はできない。

成功を研究しても成功はできない。

 

 

かつて「私」が友人と起業した会社は新しいことを試さず、

どこでにでもある同じような会社を作ったため倒産しました。

「人は新しいことは嫌うが、試すことは好きだ」

 

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試してみることに、失敗はない

「成功する人たちは、自分がどこへ向かっているかという事はわかっていない。遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ろうと思っている」と老人は言います。

 

もし、アイデアが失敗に終わっても、元の位置にいない。

失敗から新たなことを学ぶからです。

 

こうして試している人が、目の前の偶然、チャンスをつかむものだと言います。

 

それが、リーバイスであり、コカ・コーラの発明です。

 

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「仕事は楽しいかね?」 で学んだこと

わたしが「仕事は楽しいかね?」を読んで感銘したのが、

「成功を研究しても成功はできない」

という事でした。

 

昔から自己啓発本を沢山読んできましたが、なにか違和感がありました。

 

自己啓発をしたから、成功したのだろうか?

 

逆で、成功した人の後追いをして、理論建てたのが自己啓発ではないか?と思っています。

 

たとえば、宝くじで3億円あてた人の法則、みたいなものに感じています。

 

毎朝祈る、利き手と逆で宝くじを受け取る、などの要素を取り入れたからって、宝くじが当たるとは思えません。

 

成功者の真似をすれば、成功者と同じようになる、と言うのは宝くじ当たった人と同じようにすれば、宝くじ当たる、と同じではないかと感じています。

 

成功の研究ではなく、アイデアを出して、自分で試していく過程の方が大事だという教えは合点がいきました。

 

 

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「仕事は楽しいかね?」 の役立て方

最近読んだビジネス書で、ヒロシさんの「働き方1.9」では、タネを沢山まけ、と学びました。

何が当たるかなんて、誰もわからない。

だから自分の興味のあるアイデアを沢山試しておいて、成功してものが出てきたらそれを伸ばせ、と言っています。

 

また、堀江貴文さんの「本音で生きる」では、できない理由を考えずに行動しろ、と教わりました。

行動することは重要だけど、行動できない人が多いので、リミッターの外し方が学べました。

 

「仕事は楽しいかね?」でも、アイデアを試すことが大事だと言っています。

 

沢山試す人が成功を手に入れると言う話です。

 

自己啓発で、目標設定の計画に時間を割くなら、興味ある事をどんどん試す方が大事だと思いました。

 

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「仕事は楽しいかね?」を読んで欲しい人

起業を考えている人にはぜひ読んで欲しいです。

 

真面目な人ほど、形にとらわれて、こうしないといけない、これができていないと起業できないと考えがちですが、本書を読むことで、もっと気楽に、もっと本質的なところがわかると思います。

 

また、本書にはアイデアの作り方も書いてあります。

これは実際に手に取って確認してみてくださいね。

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