残暑厳しい時期にそろそろ敬老の日が近づいてきました。自分の両親には気兼ねなく相談できることも、それ以外となれば話は別。しかも義理の父母ともなれば、対応次第では今後の関係に問題が生じることもあるでしょう。
そこで、今回は義父母を敬老の日にどう祝うかをいくつかご紹介したいと思います。
敬老の日は義理の両親に何もしない
さて、先ほど”ご紹介しましょう”といった手前ではありますが、昨今の敬老の日事情を見ると実は敬老の日に義父母を祝う家庭は少ないということが分かりました。
確かに昨今は核家族が多くなり、3世代で生活するということも少なくなったため、敬老の日に何かお祝いをするといった風習はなくなってきていると思います。
様々な声を聴く限り、義父母はあくまで結婚相手の両親であり自分の両親ではないため、特にプレゼントをすることはしないという意見が圧倒的に多い印象でした。それによって重大な不利益が起こる場合を除き、基本的には”自分の経済状況や時間などを優先した方がストレスがない”ということなのでしょう。
また、孫の作った絵や手紙などのものを渡すという意見もよく耳にします。どちらかと言えば、年の離れた孫たちが義父母(孫から見れば祖父母)を祝うことの方がよっぽど敬老しているという意見です。
やはり祖父母は孫に弱いものです。実際プレゼントがなくても孫に会えるだけでお祝いになることの方が多いでしょう。お互いに住んでいる距離が遠いならなおさらです。
さらに自分からしてみれば義父母は義理父と義理母ですので、毎年の父の日と母の日に何かしらお祝いをするといった家庭もありました。これもある意味、敬老の日は孫が祝ってこそといわれる理由かと思います。
その他に、義父母が敬老の日を祝うほどの年齢に達していないということを理由に挙げている人もいました。
最近は人生100年時代。人によっては考え方が違いますが、70代でもまだ適齢ではないという意見もありました。まだまだ現役で働いている方もいると思いますし、いきなり敬老の日を祝うのは”お年寄り扱いしている”と思われて、むしろ機嫌を損ねてしまい関係にヒビが入る場合もあるでしょう。
ここまでの意見をまとめてみると、時代の移り変わりで昔のような感覚でお祝いし辛くなっている印象を受けました。
さて、ここまでは自分は祝わないという意見でした。物理的な距離や年齢あるいは経済状況など、昨今ではお祝いをしないというところが増えているようです。
しかし、「普段のお礼を込めて何かをプレゼントしよう」なり「どこかで集まって楽しい時間を過ごしてもらいたい」など、日ごろの感謝を伝えるにはいい機会だと思います!
ここからは、実際に敬老の日をお祝いしている意見やその方法などをご紹介しましょう。
敬老の日は義理の両親と食事
敬老の日は、家族そろって食事に行くという人も多いです。
普段なかなか会えないだけに、ただただ一緒に食事をするだけでもご両親としてはうれしいものです。元気な姿を見せたり自分の近況を話したりする時間が何より喜ばれます。
またご両親が好きな料理が出るところなど、セッティングに力を入れるという意見もありました。
食べることが大好きな方が義父母にいる場合は、特に喜ばれるでしょう。また雰囲気や好きな料理が出る店など、その人その人が行きたいところをあらかじめ聞いておくことも重要ですね。
その他、個室を予約しておけば周りからの気疲れが減りますし、孫と戯れる安くなると思うため選択肢に入れてみるのもいいと思います。
敬老の日は義理の両親にプレゼント
次に日頃の感謝を込めてプレゼントを渡すという意見です。お菓子といった食べ物から、服やアクセサリーといったファッション関連、お花や写真といった小物辺りが定番でしょう。
もちろん義父母の好みに合わせられるのが一番ですが、特に喜ばれるものと言えば家族に関係するものが多く、例えば家族が集合した写真は定番とのことです。家族に会えなくても、元気でいる姿を思い出せたり孫がはしゃいでいる姿を思い出せたりと、それだけでパワーがもらえるとのことです。
また年齢の節目にプレゼントをするといった意見も多く、節目だからこその”インパクト”や”特別なこと”でとても印象に残りやすいとのことです。
例えば還暦(満60歳)には”赤色”、古希(70歳)と喜寿(77歳)は”紫色”、傘寿(80歳)や米寿(88歳)は金茶色、それ以上の年齢には”白色”がよいとされています。もし義父母が年齢の節目に差し掛かっているなら、敬老の日に合わせてお祝いをしてみるのもいいと思います。
そして、喜ばれる最大の要因は”孫に関係させる”ことです。
例えば、孫単体でうつっている写真や孫が義父母のために作ったものが挙げられます。義父母の似顔絵やお祝いの手紙など、孫自身が作ったものであれば何でも構いません。自分たちが買ってきたプレゼントに孫の手紙を添えると喜ぶという意見もありました。
また敬老の日のためのプレゼントは孫からあげるということも効果的です。
敬老の日は義理の両親に、孫を連れていく
上記にもありますが、やはり孫に会わせることこそが一番のお祝いになると思います。
特に実家から距離が遠いほど、会えた時の感動はひとしおでしょう。
実際に会ってから孫と買い物に行って、プレゼントを一緒に選んだり食事をしたりするという意見もありました。自分たちでは聞きづらいことでも、孫からならということで敬老の日をスムーズに祝うことが出来るとのことです。
その他の意見に、”孫と一緒に料理をする”や”孫と一緒に畑仕事をする”といった意見もありました。義父母が普段何気なくやっていることでも、孫と一緒にやればいつもと違う時間が味わえることが喜ばれるのでしょう。
「経済的に祝いづらい状況で、孫の声を電話越しに聞かせてあげるだけだったが喜ばれた」という意見もあったくらいなので、やはり多くの祖父母からみた孫は”宝”に見えるのでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。敬老の日は9月の第3月曜日の祝日であり、基本的に3連休となっています。
時代の流れで祝うことが少なくなってきてはいますが、特に普段あまり会う機会がない人は久しぶりに顔を見せに行ってみてはどうでしょう。そしてただ「ありがとうございます」という言葉をかけるだけでも喜ばれるものだと思います。
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