1955年ごろに枯死したブドウハゼの原木ですが、
地元の女子高生が原木を見つけ、
原木である可能性が高いとの結果が出ました。
女子高生がなぜ発見できたのか、
調べてみると面白いことがわかりました。
枯死の原木を発見した女子高生は芸術系の高校生
(2017/12/28) 枯死した?天然記念物のブドウハゼ 高校生が原木発見 和歌山県は再指定目指す 和ろうそく原料 – 産経WEST https://t.co/s1rg1aLNEE pic.twitter.com/FWzDp0FsKF
— matiere* (@matiere) 2019年2月6日
今回のニュースは次のように報道されています。
高級和ろうそくや化粧品の原料となるブドウハゼ。和歌山県紀美野町内にあった原木は県の天然記念物に指定されていたが、1955年ごろに枯死したとされていた。しかし、地元の高校生が原木とみられる木を発見し、DNA調査や年輪調査などから原木である可能性が高いとの結果が出た。県は、天然記念物への再指定を目指している。
出典headlines.yahoo.co.jp
・60年以上前に枯死したとみられていたブドウハゼ
・ブドウハゼは高級和ローソク、化粧品の原料になる
・和歌山県の地元の高校生が、原木を発見そた
原木とみられる木を発見したのは、紀美野町のりら創造芸術高校の三木明音さん(2年)と横田沙羽子さん(2年)。地域の特性などを学ぶ「地域デザイン」の授業の一環で住民に聞き取り調査をしたところ、枯死したとされる原木について「今でも残っている」との証言を得た。
出典headlines.yahoo.co.jp
・原木を発見したのは、「りら創造芸術高校」の高校生
・りら創造芸術高校はダンス、音楽、演劇、舞台技術などを学ぶ学校
・専門外の地域デザインの授業の一環から発見につながった。
驚いたのは今回発見した女子高生達が、
理系や生物部などかと思いきや、
演劇やダンスなどを学ぶ学校の「地域デザイン」の授業の一つで、
発見したことです。
枯死の原木を発見、地元では周知の事実だった?
ブドウハゼの原木は江戸時代末期に見つかり、
今でも栽培されているブドウハゼは、
その原木を接ぎ木したものです。
そのブドウハゼの原木が枯死したと見られていましたが、
地元の住民は生きていると知っていました。
でも、この事実をちゃんと確認したのが素晴らしいことです。
ブドウハゼは枯死したと言われているが、「今も竹藪の中に残っている」という話を聞いて、
彼女たちは原木を探すことを決意します。
険しい竹やぶの中で、
幹回りの太さ約158センチのブドウハゼの原木が見つかりました。
その模様は以前にテレビで再現ドラマになっています。
THE突破ファイルに関する生徒活動ブログをUPしましたhttps://t.co/L9dNgW5oJm#THE突破ファイル #ブドウハゼ #りら #紀美野町 https://t.co/L9dNgW5oJm
— りら創造芸術高等学校 (@lyra_art) 2018年12月6日
枯死の原木を発見、DNA調査したのも高校生
ブドウハゼの原木のDNA調査を依頼した先は、
同じく和歌山高校生でした。
2人が見つけた木について、同校は、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールにも指定されている県立向陽高校(和歌山市)にDNA調査を依頼した。
向陽高校環境科学科の生徒5人は、発見された木と栽培種のブドウハゼやヤマハゼなどの葉のDNAを比較。見つかった木のDNAが栽培種のブドウハゼと類似性が高いことなどが分かったという。
出典headlines.yahoo.co.jp
見つけたのも高校生なら、
調査して結果を出したのも高校生というのが面白いですね。
自分の足を使って検証することの大切さ、
あきらめないことの大切さ、
高校生だからとか、
若いからとか
関係なく自分でやり抜くことは素晴らしいと思います。
指導された先生も素晴らしいと思います。
原木の発見のニュースもうれしいですが、
この発見の過程もうれしい気持ちになりました。
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