そもそもみなさんは「サン・ジョルディの日(4/23)」という日をご存じですか?
日本ではなかなか聞き慣れない日だと思います。
この日はキリスト教の聖人であるサン・ジョルディの命日で、スペインのカタルーニャ地方では祝日とされています。
この日には「男性が女性にバラを送り、女性が男性に本を送る」風習が残っているそうです。男女でプレゼントしあう風習なんて素敵ですよね!
そんなサン・ジョルディの日にどうして本や花を贈る風習ができたのか?また、どんな花、本を送ったら良いのかをまとめました。
サン・ジョルディの日、花を送るのはなぜ?
そもそもどうしてこの祝日には花を贈りあうようになったのか、カタルーニャ地方のある伝説が関係しているといわれています。
その伝説とは…
「ある国にいた王女が悪いドラゴンに連れ去られてしまいました。そこでサン・ジョルディがドラゴンを退治し、退治したドラゴンの血が付いた地面から赤いバラが咲いた」という伝説です。
こうした伝説から「サン・ジョルディ=赤いバラ」と結び付けられるようになり、4/23は別名「バラの日」と呼ばれて赤いバラを贈りあう風習ができたそうです。
ドラゴンの血からバラが咲くなんて信じられませんが、もしも咲いたら大切な人にプレゼントしたくなったりしちゃいますよね
サン・ジョルディの日、花の選び方
なかなか人に花を贈る機会なんてないので迷ってしまうと思います。
そこでサン・ジョルディの日に贈る花について考えてみました!
伝説に出てくるバラはいかがでしょうか?
赤いバラの花言葉には恋人や好きな人に贈るような意味合いが多いです。
プレゼントをしやすいバラを紹介します。
仲の良い友人には友情を意味する「黄色いバラ」や信頼や絆を意味する「オレンジのバラ」を贈るのはいかがでしょう!
また青色のバラには「奇跡」や「夢がかなう」といった素敵な花言葉もあります。
4月はいろいろなことが始まる季節ですので、この色のバラを贈るにはぴったりだと思います!
大切な人には「あなたを愛しています」や「愛情」を意味する赤いバラを贈るのはいかがでしょうか?
バラには花言葉だけではなく本数によっても含まれる意味が変わってきます。本数を多くすればするほどにより深い愛情を伝える意味になります。
しかし、バラの花束15本には「ごめんなさい」のようにマイナスの意味になってしまいますのでプレゼントする際には注意してくださいね
伝統にそってバラを渡すならば「1本のバラ」を渡すのがおすすめです。
サン・ジョルディの日、本を送るのはなぜ?
花を贈りあう風習であればなんとなくのイメージはつきやすいですが、本を贈りあう風習というのはなかなか珍しいですよね。
なぜそんな風習が生まれたかというと…
4月23日は小説「ドン・キホーテ」の作者であるセルバンテスや「ハムレット」「ロミオとジュリエット」の作者であるシェイクスピアの命日でもあるそうです。
こうした著名な文豪の命日という縁からプレゼントを贈る際には本を贈る風習が根付いたのだようです。
サン・ジョルディの日、本の選び方
やはりこの日に命日であるシェイクスピアの作品は外せないでしょう。
悲劇「ロミオとジュリエット」「ハムレット」「マクベス」などは内容を知らなくても名前は目にしたことある作品だと思います。
祝日なのに悲劇の本ばかり紹介してしまったので喜劇的な本も紹介します
「じゃじゃ馬ならし」や「終わりよければすべてよし」なんかも有名な喜劇作品として知られています
ぜひこの機会に作品に触れてみてはいかがでしょうか?
そのほかにも好意を向けている方に恋愛小説や、いつもお仕事を頑張っている方に日常を忘れられるようなSF小説なんか贈ってみてもいいかもしれませんね!
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